■ジャンクコーナー/真空管編 その14
  30A5電力増幅5極管 35C5電力増幅ビーム管
 
      最近、物置の中で部品探しをしていたら古い菓子の金属缶が出てきました。開けてみたら・・・まあ、懐かしい・・・トランスレス用のラジオ球がジャラジャラ・・・30A535C535W412AV612BD6などなど、かなりの本数です。
 その中から、今日は0A535C5真空管を紹介します。
 
30A5真空管です。ナショナル(松下)とマツダ(東芝)のものです。
 
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こちらは35C5、左の2本はナショナル(松下)右の1本はNEC
 
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イメージ 3 30A535C5といっても、今の若いオーディオ・ファンの方は、ほとんど知らないでしょう?
どちらもトランスレス用の出力管でMT管を使用した小型の5球スーパー・ラジオやホーム・ステレオに多用された非常にポピュラーな出力管です。ラジオ少年だったオールド・ファンの方のジャンク箱には、何本か残っていないでしょうかね~。。。
 家庭用の100Vをそのまま整流してプレート電圧として利用します。30A5で約1~2W,35C5で約1~1.5Wの出力が得られます。この出力で家庭用では十分です。
 
 今回、出てきた30A535C5共に今から50年前の中学生だった頃に友人に貰ったり、町の電気屋さんの裏庭に捨ててあった壊れたラジオから抜き取って集めた真空管の一部だと思います。購入した記憶は全くありません。
 小遣いの少なかった中学生だった頃は、電源トランスの必要ない、この30A535C5で何回もアンプを作りました。トランスレスのため、100V電源のプラグの挿し方によっては片側をアースに落としているので、シャーシに触れるたびに、ビリビリと感電していました。
今、思い出すと音はちゃんと出たのですが、トランスレスのためか、B電源のケミコン容量が足らなかったのか・・・他に原因があったのか、大きなハムが出ていた記憶があります。
 
 まだ、この真空管、生きていると思います。アンプ作りを始めた50年前の中学生だった頃を思い出しながら、夏休みにアンプを作ってみようと思います。ヒーター回路をチョット工夫すれば、30A535C5の兼用として挿し替え可能なアンプも出来ます。ラジオ用の出力トランスもあります。1日あれば十分。ちゃんと音が出れば昔を思い出し、少し若くなるかも知れませんネ。。。。
 
過去の参考投稿記事です。
 
■ジャンク・コーナー/真空管編 13は、こちらです。
4M-P12真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 12は、こちらです。
6U8(5U8/6U8A/9U8A)真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 11 は、こちらです。
6BX6真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 10 は、こちらです。
6GK5/(6FQ5A)/6HA5/(6HQ5) 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 9 は、こちらです。
6AV6/12AV6/3AV6 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 8 は、こちらです。
6AN8/5AN8 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 7 は、こちらです。
6Z-P1、3Y-P1 真空管 
■ジャンク・コーナー/真空管編 6 は、こちらです。
6J6(5J6)、6M-HH3(5M-HH3)真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 5 は、こちらです。
今後、紹介予定の主なジャンク真空管リストです。
■ジャンク・コーナー/真空管編 4 は、こちらです。
6CS7 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 3 は、こちらです。
6BN8 真空管
http://blogs.yahoo.co.jp/hirochan29dec2951/67482583.html
■ジャンク・コーナー/真空管編 2 は、こちらです。
6DJ8、6R-HH8、6R-HH2、6BQ7A 真空管
■ジャンク・コーナー/真空管編 1 は、こちらです。
  
12R-LL3、12AV7、5965、5963 真空管
    
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。