■トランス結合・シングル・アンプの構想 その3
出力管の選定・・・・この出力管もいいな~・・・
前回の投稿で、出力管の候補として直熱3極管の古典管45について投稿しましたが、このVT-52も候補の一つ。すでにVT-52のトランス結合アンプは製作していますが、何度作っても頼もしい出力管です。

このVT-52は以前にも紹介していますが、 VT-52は民生用の真空管ではなく、軍用の真空管。低電圧での電気的特性が45とほぼ同じです。
しかし、45と電気的特性が、ほぼ同じといっても、45より大きく、内部のプレートも写真のように、かなり大きく、見るからに良い音が出そうです。
製造各社によってフィラメント電圧の規格が若干異なるようですが、写真のハイトロン社のものは6.3Vのようです。
VT-52でのアンプ設計は45と同じく設計してOK、つまり45の回路でフィラメントの電圧を変えるだけで45と挿し替えができます。
ですから2.5Vと6.3Vのフィラメント電圧の切り替えスイッチを追加するだけで45とVT-52のコンパチブル・アンプになります。
ただし6.3VのAC点火だと若干ハムが出ますので、VT-52専用とする場合にはDC点火が良いと思います。
VT‐52の音は45とは少し異なり、プレートが大きいせいかどうかは分かりませんが、45のクリアーな音に力強さが加わったような感じの音でしょうか。。。。
では、今日はこのへんで・・・・・HIROちゃんでした。