■ウェーベルン:作品番号付き作品全集
 

 

 イメージ 1現代音楽に強い影響をあたえたといわれるアントン・ウェーベルン、このCD3枚のセットはウェーベルンの作品番号付きの曲を全て集めた全集でピエール・ブーレーズが指揮と監修をした企画物のセットです。
 このCDセットはウェーベルンの初期の作品から無調、そして12音技法での変化が良く分かる、興味深い企画のものですが、一気に3枚聴いて実に疲れを感じる前衛的な曲ばかり、いずれの曲も難解です。
 20世紀前半の曲とは言え、もはや前衛的な現代音楽です。私にはこのような前衛的な作風の音楽は、まだまだ敷居が高く、なじめませんが、何故か難解な映画の1シーンの効果音楽を聴いているような錯覚も多くありました。聴いた後に不思議な感覚を感じるような感動が残ります。
これはおすすめのCDです。
 
 下記の曲目の紹介は購入先であるタワーレコードの通販サイトからコピーしました。

Disc1
『管弦楽のためのパッサカリア Op.1
『軽やかな小舟に乗って逃れよOp.2
『「第7の環」による5つの歌曲 Op.3
5つの歌曲 Op.4
『弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5
『管弦楽のための6つの小品 Op.6
『ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.7
2つの歌曲 Op.8
『弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
『管弦楽のための5つの小品 Op.10
『チェロとピアノのための3つの小品 Op.11
4つの歌曲 Op.12

Disc2
4つの歌曲 Op.13
6つの歌曲 Op.14
5つの宗教的な歌 Op.15
『ラテン語のテキストによる5つのカノン Op.16
3つの宗教的民謡 Op.17
3つの歌曲 Op.18
2つの歌曲 Op.19
『弦楽三重奏曲 Op.20
『室内オーケストラのための交響曲 Op.21
『四重奏曲 Op.22
3つの歌曲 Op.23
9つの楽器のための協奏曲 Op.24
3つの歌曲 Op.25

Disc3
『眼の光 Op.26
『ピアノのための変奏曲Op.27
『弦楽四重奏曲 Op.28
『カンタータ第1 Op.29
『管弦楽のための変奏曲 Op.30
『カンタータ第2 Op.31
『弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5(弦楽合奏版)
『バッハ:音楽の捧げものより6声のリチェルカーレのオーケストレーション』
『シューベルト:ドイツ舞曲集(ウェーベルン編)*

【演奏】
ピエール・ブーレーズ(指揮:監修), ロンドン交響楽団, ジョン・オールディス合唱団, ジュリアード弦楽四重奏団, ヘザー・ハーパー(Sp), チャールズ・ローゼン(P), アイザック・スターン(Vn), グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc), ジョン・ウィリアムス(G), , / アントン・ヴェーベルン(指揮) フランクフルト放送管弦楽団*

【録音】

1967
1972[ステレオ:セッション]
1932
[モノラル:ライヴ]*

 
【参考投稿記事】
この書庫には下記の投稿があります。
■イタリアの名指揮者/カンテルリ
■カール・ベーム コレクション No3
■ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ 「春
■カール・ベーム コレクション No2
■デニス・ブレインのホルン音楽
では、また・・・・・