■トランス結合/古典管アンプの構想
 
  直熱管を使用したトランス結合のパワー・アンプ
  を作りたい・・・
 
これまで多くの直熱管の古典管アンプを作ってきましたが、その中でトランス結合アンプは、なかなか魅力のある音を聴かせてくれます。
だいぶ前になりますが、MJ誌でおなじみのコンコルドの店主の佐久間氏の製作する、タムラのトランスを使用したオール直熱管、オール・トランス結合のアンプに非常に興味を持ったことから、タムラのトランスをいくつか買いだめしたことがあります。結局、佐久間氏からパクッたアンプは112Aドライブの245シングル・アンプでオール・ナス管(整流管は280)、オール直熱管、オール・トランス結合のケミコン・レスのアンプ1台(このアンプは「45・2A3アンプ集」の書庫で紹介しています)と、コンパチブルのオールトランス結合ppアンプのみしか作りませんでした。
 
家の部品箱を見たら、昔購入したタムラの入力トランスや、段間トランスの新品のストック品や中古品がいくつか出てきました。トランス結合の好きなマニアの方が見れば、よだれが出るくらい欲しいトランスではないでしょうか・・・????
これらの多くが製造中止品となっていて、入手できても現在では1個でウン万円もするようです。
 
せっかく持っているトランスなので、今年中(早ければ仕事の無い夏休み中)に古典管を使用したオール・トランス結合のパワー・アンプを作ってみたいものです。また、製作にあたっては、次回(来年度)の常陸管球の会の「第16回真空管アンプ試聴会」に出品することを意識したアンプ作りを・・・・と考えています。
 
ここでは、これらのタムラ製のトランスを紹介します。
 
■入力トランス(TKS-50、TKS-27です)
 
これは、TKS-50です。
 
イメージ 1
 
この入力トランスは、以前、トランス結合の211シングル・アン
プに使用していたもので、中古品で2個あります。
 
 1次側:600ΩCT・10KΩ  2次側:50KΩ
 周波数特性:20Hz~20KHz(±0.5dB)
 
 
こちらはTKS-27 新品のストックが4個あります。
 
イメージ 2
 
 
1次側:150Ω・200Ω・300Ω  2次側:100KΩ
周波数特性:20Hz~20KHz(±1.0dB)
 
 ■インターステージ・トランス(段間用トランス)
 
 A-342です。新品です。2個あります。
 
イメージ 3
 
1次側5KΩ 2次側5KΩCT(1.25KΩSplit
周波数特性:50Hz~15KHz(±1.0dB)
 
このトランスは1次側に30mA電流を畳重することが出来
るトランスです。
 
 
TN-351です。新品です。2個あります。
このトランスの規格はA-351に似ていますが、1次側に
電流を流すことはできないような規格ですので、コンデンサ
でクラーフ結合とします。
 
イメージ 4
 
1次側:10KΩCT(2.5KΩSplit
2次側:40KΩCT(10KΩSplit
周波数特性:30Hz~20KHz(±1.0dB)
 
 
TN-347です。新品です。2個あります。
このトランスも1次側に電流は畳重できません。段間用以外
にCDなどの入力用トランスとして使用しても良さそうです。
 
イメージ 5
 
1次側:50KΩCT(12.5KΩSplit
2次側:100KΩCT(25KΩSplit
周波数特性:30Hz~10KHz(±1.0dB)
 
高域が10KHzという規格が少し気になりますが・・・
 
 
これらのトランス以外にも、以前に紹介したA-8731
A-4714の新品が2個ずつあります。
 
できれば、近いうちにこれらのトランスを使用したトランス
結合の古典管アンプを作りたいと思っています。
どんな出力管を使うかって・・・?・・・それは作るまで・・
・・・ヒミツです・・・
 
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。