■ライン・コントロール・アンプ計画その1
  ・・・・使用トランスについて・・・・
 
 現在、使用しているコントロール・アンプは、何台か既に紹介済ですが、いずれもトランス出力ではありません。前々から600Ω出しのトランス出力のコントロール・アンプを作るつもりでトランスだけは、相当昔に購入していたのですが、今だ作っていません。そこで今回は出力管を使用したトランス出力のライン・コントロール・アンプを作る計画をしました。
 
現在手元にある新品の買い置きのストックでコントロール・アンプのライン出力に使用出来るトランスが何種類かあります。全てタムラ製の物ですが、現在は製造中止になっているもので(?)入手出来ても驚くほど高価な値段になっていると思います。
佐久間式アンプやトランス結合のアンプを好まれる方にとっては、よだれが出るほど欲しいトランスではないでしょうか・・・・
タムラ製のトランスは、今回、紹介する物の他にも買い置きの新品ストック品(TN-351、TN-347、A-8731など)がまだいくつかあります。これらは全て30年以上前の独身時代に買いだめしておいたものです。今では全て「お宝」ですね。。。。
 
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写真の上のトランスは-4714、このトランスの規格は・・・
■1次側:5KΩ、畳重電流60mA
■2次側:600ΩCT(150ΩSplit)・6Ω
※6Ω端子が1個ついていますので、スピーカー用としても使用
  出来ます。
但し6Ωしかないので8Ωのスピーカーをつなぐと、1次側の
Zpは多少高くなります)
■周波数特性:50~20kHz
 
下のトランスは-342、このトランスは、段間用トランス。規格は・・・
■1次側:5KΩ、畳重電流30mA
■2次側:5KΩ(1.25KΩSplit
■周波数特性:50~15kHz
 このトランスですと出力は600Ω出しではなく5KΩか、2.5KΩ
 又はパラにして1.25KΩで作ることになります。
   A-342は写真のストック品の他に、壊した211シングル・アンプ
   から取り出した中古品が2個あるので、これを使用したらどうかな・・・
   と今のところ考えています。
 
  次のトランスは・・・・
 
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プッシュプル用として-8712もあります。こちらの規格は・・・
■1次側:15KΩCT(3.75KΩSplit)、畳重電流20mA×2
■2次側:600ΩCT(150ΩSplit
■周波数特性:30~20kHz
   今回はシングルなので、このトランスは、当分使う事はありませんが、
   このままとっておきます。
 
  最終的にどのトランスを使用するかは、少し考えてから決めるつもり
  です。
  使用する真空管も出力管で・・・としか決めていません。次回は使用
  する出力用真空管の考察について投稿予定です。
 
 
【参考記事】
 同じ書庫内に下記のプリアンプの記事があります。
下記のアドレスをクリックすれば直接記事に繋がります。
■フォノ・イコライザー付きプリ・アンプ(2台分)
■テレビ管6M-HH3を使用したコントロール・アンプ
■コンパチブル・コントロール・アンプ
■12AU7/5814/5963コントロール・アンプ
  6AR5/6AQ5コントロール・アンプ
■CR型イコライザー・アンプ (2台分)
12AX7A ― 12AU7A プリアンプ(NF型イコライザー回路採用)
 
 では、今日はこのへんで・・・・・HIROちゃんでした。