■316A(VT-191)送信管アンプの製作 その3
完成しました。
※18:50 追加修正投稿(動作を変更しました)
※21:05 追加投稿(球のバラツキについて)
今日は、部品を取付て、一気に配線作業を行いたった今、完成しました。写真の写りが悪いのですが、とりあえず紹介します。



部屋の明かりを消してみると・・・・・
(夜に撮影してみました。)

今回のドライバー管はテレビ管の高周波用真空管6HQ5を使用しました。今日の段階ではEp:約300V、Ip:35mA Eg:-22V といった動作です。電源トランスの容量が足らないので仕方ありませんが、今後、B電源のタップで350Vがありますので、電圧を上げてテストしてみるつもりです。
送信管なので高圧の方が良いかもしれません。
※18:50 追加投稿
B電圧のタップを260Vから350Vに変更、バイアス抵抗も変更し、
次の動作としました。
Ep:370V、Ip:33mA、Eg:-39~-40V、RL7KΩ
完成時の音と全く異なり、出力も大きくなり、音に艶やかさが出ました。
あとから最終の回路図と配線の様子などを紹介します。
※追加投稿 21:05 球のバラツキについて
現在、手元に316A真空管が12本ありますので、今回のアンプで自己バイアスの電圧測定により簡易的にバラツキと動作の確認をしました。
結果は下記のとおりで、バラツキの大きさには閉口します。
この中のサンプルCとサンプルDは、これまで使用していた316A、その他は全て元箱入り新品ですが・・・・半分以上が全く使用できません。
この真空管を購入した方のは、大丈夫なのでしょうか?????
サンプルA -37V (プレート灼熱、ノイズあり 使用不可×)
サンプルB -32V (ノイズあり、使用不可×)
サンプルC -40V (使用可○)
サンプルD -39V (使用可○)
サンプルE -30V (ノイズ大、使用不可×)
サンプルF -38V (使用可○)
サンプルG -27.5V(ノイズ大、使用不可×)
サンプルH -37V (使用可○)
サンプル I -35V (使用可△)
サンプルJ 電流過大、音も出ない(使用不可×)
サンプルK 同上 (使用不可×)
サンプルL 管内グロー、火花(使用不可×)
この結果から、これまで使用していたサンプルC、Dの他ではサンプルF、H位しかまともに使用できません。以前にも調べておいたのですが、前と同じ結果で残念。12本中、4本しか使い物になりませんでした。
【関連参考記事】
■316Aアンプの製作 その1
(使用部品等の紹介と前回製作の316Aロフチン・ホワイト・アンプの
紹介、及び8012A(VT-228)送信管アンプの紹介)
■316Aアンプの製作 その2
(シャーシ加工とサイドウッドの取り付け)
では、今日は、このへんで・・・・・HIROちゃんでした。