■今度、作るアンプは・・・・・
送信管のVT-191(316A)シングル・アンプ
今度作るアンプは何にしようかと考えていますが、少しめずらしい真空管で作りたいと思います。送信管のVT-191(316A)です。この真空管は、形から 「ドアノブ管」 と呼ばれる珍品?の送信管です。

実は、この真空管で製作したシングル・アンプ(ロフチン・ホワイト・アンプ)は、以前に、このブログでも紹介しています。(右の写真です)
前回のこのアンプの回路等、投稿記事はこちらです。あとから見てください。 ↓
まだ、壊さずに残っていますが、初段の12AX7を半分づつ使用したのでアンプの見た目の姿も面白くなく、また製作してから相当、年数が経ってしまったので、このアンプを全て壊し、新しいシャーシを加工、別の回路であらためてリメイクすることにしました。初段も12AX7とは異なる球でドライブしたいと思います。

しかし、アンプの製作例はプッシュプル・アンプが少しだけ発表されているだけで、真空管の規格も送信管としての規格しか掲載されていません。
この真空管のもっとも使いにくい所は、真空管のソケットが特殊であることです。これについては、アイディアでカバーします。
そしてフィラメントの規格が電圧が2Vと低いのですが電流は3.65Aという大電流で、非常に使いにくい規格です。前回のアンプでは、2.5V/6Aというトランス2個をシャーシ内に入れて使用し、抵抗で電圧を下げ、2VのAC点火で作りましたが、何故か真空管のバラツキが大きく、AC点火ですとハムが多少発生します。DC点火にしたいのですが適当なトランスの持ち合わせも無いので、今回もやむを得ずAC点火で作ります。AC2.5VをDC整流すると2V以下になってしまい使えないのです。(前回はハムバランサーを省略したので、今回はハムバランサーを回路には追加し、ACでやってみます) VT-191(316A)は何本かストック品があるので、バラツキについては実際にアンプが完成したら、あらためて2本選別したいと思います。

この真空管は、フィンのついた直径わずか5mmあるかないかの1.5cm位の細い円筒型のプレートですが最大プレート電圧450V、最大プレート損失が30Wという恐ろしい真空管です。

最大定格に近い動作では、プレートがオレンジ色に灼熱するとの事ですが、最大定格以下の動作でも部分的にオレンジ色になります。前回のアンプでは試作の段階でオレンジ色になりましたが、精神的に怖いので、軽い動作のアンプとしました。今回は少し電流も多く流してみたいと思っています。(この真空管はプレートがオレンジ色になっても大丈夫のようですが・・?)
前回製作した写真のロフチン・ホワイト・アンプは試行錯誤で完成したものですが、同じ回路では面白味がありません。部品等も多少、変更し、回路も換えた新しいアンプとして作り直したいと考えています。
いつものように、出来るだけ家にある中古部品やストック品を使いますが、今回の製作予算は約3000円位の予定です。0円は少し無理のようです。でも3000円位で新しいアンプが出来ると思えば・・・・超安い!
最近は新しい部品は購入せずに既存のアンプを壊して部品取りをします。そうしないと、部品を買うお金もありませんし、アンプも増えるばかりです。もうこれ以上アンプは増やさずに、壊して部品取りに使い台数を減らしています。
いつ、今のアンプを壊して、いつから作り始めるかは、仕事もあるので未定ですが、どんなアンプが出来るか・・・お楽しみに・・・
作り始めたらアップします。それまでは別の投稿をしましょう。
では、今日は、このへんで・・・・・HIROちゃんでした。