■2A3ロフチン・ホワイト・アンプの製作①
 
※2015/04/21 追加投稿
 
シャーシにトランス類、部品を取付しました。末尾に写真を掲載します。
 
   前回の投稿のように、2A3ロフチン・ホワイト・シングル・アンプを久々に作ることにしました。今回は、2A3を使用例に、次回の投稿からロフチン・ホワイト・アンプの設計方法、特にロフチン回路における抵抗値の定数の求め方を中心に基本回路図の設計案とあわせながら説明したいと思っています。
  この設計方法を理解すれば、2A3以外の出力管についてもロフチン・ホワイト・アンプの設計が出来るようになると思います。
 
 2A3のロフチン・ホワイト・アンプは、これまで多くの製作記事がMJ誌やラジオ技術でも取り上げられています。ドライブ管の違いなどにより、いろいろな製作例がありますが、私はいつでも 「シンプル・イズ・ベスト」 がモットー。。。今回設計して作る2A3アンプもこれ以上、シンプルにすることはできない超単純な回路設計とします。ベテランのマニアの方からみれば、なんだこの設計は・・・と異論を持たれる方も多いと思います。
NFB無しの無帰還アンプの予定で、私なりの設計ですので、あくまでご自分で設計するときの参考となればと思っています。
 
・・・・と、いう事で、家の中や物置から作るアンプの部品探しをしました。
今回も、新たな部品購入はしないで、ジャンク品を中心にほとんどが中古品です。真空管は新品のストックがあるので、それを使用します。
私の部屋と物置は 「お宝いっぱいの場所」、 何が出てくるか分からないほどです。探せば大体の部品は見つかります。
 
 今回使用するシャシーは・・・・これ。。。。鈴蘭堂の中古シャシー、シャシー上にスナップ・スイッチが2個残っています。昔、45と2A3のコンパチブル・アンプか300Bアンプに使用した残骸です。真空管の穴はST管かGT管の穴ですので、今回もドライバー管にはST管、又は、GT管を使用したいと思います。だいぶ汚れています。綺麗にしなければなりません。
何故か底板がありません。行方不明です。捨ててはいないと思うので、探します。
 
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 電源トランスはノグチ・トランスのPMC-150Mの中古品。残念ながら6.3Vのヒーター巻き線が、もう1巻き欲しいところです。PMC-170Mなら6.3V-5V-0V/3Aの巻き線がもう一つあるのですが、無いのでドライブ管用にヒーター・トランスを追加して使います。写真は忘れましたが、ヒーター・トランスの中古品は物置にたくさん?あるはずで心配はありません。
 チョーク・トランスの適当な中古品が見つかりません。仕方がないので、今回はだいぶ前に購入してあったノグチ・トランスのPMC-518の新品ストック品を使います。本来ならば10H位のチョークを使いたいのですが、これは5Hしかありません。ハムなどの点で多少心配ですが、これを使用します。
 
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 出力トランスですが、以前、6080低電圧動作のロフチン・ホワイト・テスト用アンプの残骸に残っていた、春日無線変圧器のKA-6625Sをシャシーから取り外して使います。このKA-6625SはZP:2.5KΩの10W用のOPT。オリエント・コア製です。10W用ですので2A3には余裕もあり、十分です。ただし見た目がバンド型なのでイマイチでしょうか・・・・
 
イメージ 3
 
あとのパーツ類や抵抗、コンデンサも探せば全部揃うと思います。
 
 大学の春休みも、とっくに終わり、今週から授業も本格的になり、講義の資料つくりなど、仕事の方が少し忙しくなってきました。今回は、いつ製作にとりかかれるか今のところ分かりませんが、前記のように次回は設計方法について詳しく述べたいと思います。
 まだ、投稿文も書いていません。今週は何かと忙しいので、設計方法の投稿は来週になるかもしれません。
 
では、今日は、このへんで・・・・・HIROちゃんでした。
 
※2015/04/21 追加投稿
シャーシにトランス等の部品を取付しました。
 
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チョーク・トランス以外は、全て家にあった中古品やジャンク品です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5 シャシーの中にも追加のヒーター・トランスとホーロー抵抗を取り付けました。このトランスもホーロー抵抗も家の中にあった中古品です。出力トランスのリード線は、前回使用したアンプでは、短く切らずに残してあります。壊して別のアンプを作るときに、リード線を切らずに残しておくと便利です。
 
では、次回の投稿まで・・・・