■2A3パラ・シングル・ロフチン・ホワイト・アンプの試聴
3がつ15にち げつようび
・・・・・ 気まぐれ日記 ・・・・・ 2A3は、やっぱりいいな~
今日は、アンプ作りのお友達、「オーディオ父さんの独り言」のブログ名でもおなじみのKIYOさんのお宅におじゃまし、KIYOさんの完成したばかりの2A3パラ・シングル・アンプの音を聴かせていただきました。
しかも、このアンプ、回路がなんとロフチン・ホワイト回路のアンプです。
2A3シングルのロフチン・ホワイト・アンプは、私も作ったことがありますが、パラ・シングルの2A3を聴くのは、はじめてです。
・・・・ KIYOさんのお宅で撮影、試聴中の2A3パラ・シングル ・・・・

木枠を取り付けた重量感のあるアンプです。出力トランスのカバーは自作されたもので、非常に丁寧に作られています。
木枠に取り付けた取っ手が、とても趣がありイイですね。
KIYOさんのブログでは回路は公表されておりませんが、初段は6SN7のSRPPドライブ、次段は今では珍しい6AG7-GTを使用して2A3に直結、ロフチン・ホワイト・回路を採用しています。
6AG7-GTは、テレビ用映像増幅用(電力増幅用)のMT管である6CL6の電気的特性に少し似た電力増幅用5極管です。アンプの入力ゲインは、少し高いようです。
KIYOさんのブログにも書かれていますが、残留ハム対策に、ご苦労されたようですが、最終的には1.4mVまで追い込めたとのことです。ご本人は悪くても1mV以下でないと満足されないとの事ですが、この程度のハムは全く問題ではありません。
交流点火で、やむを得ず使用した、これだけ狭いシャシーで、しかも電源トランスに真空管が接近した配置でありながら、この程度のハムです。
さすがKIYOさんの技術だと感心します。
さて、試聴させていただいた結果ですが、やはり2A3の音です。しかも今回はパラ・シングルなので、普通のシングルよりパワー感があります。
このアンプに使用した2A3は中国製の2A3Bという球で、プレートはニッケル・プレートのグラファイト塗布のようです。この2A3Bは、2段プレートや2枚プレートではなく、300Bと同様の構造のシングル(1枚)プレートの2A3です。昔の中国製とは異なり大変丁寧に作られた真空管です。
ボーカルが生々しく、また、ロフチン・ホワイト回路の特徴でもある低域の音に伸びがあります。回路的には2dB程度の軽いNFBをかけていますがKIYOさんのブログでも書かれているように周波数特性は20Hz~20KHzまで、綺麗なフラットです。
久しぶりに2A3アンプの素晴らしい音を聴かせていただきました。
KIYOさん、今日は、ありがとうございました。
このKIYOさんの2A3パラ・シングル・ロフチン・ホワイト・アンプの製作記事は下記のKIYOさんのブログをご覧ください。
完成時の投稿記事です。訪問してみてください。
↓
2A3パラsロフティン・ホワイトアンプの製作 「その3」
2A3パラsロフティン・ホワイトアンプの製作 ・・・回路図等はこちら
※お知らせ・・・・
今回、KIYOさんのお宅に訪問した際、お願いして先日完成した私のアンプ・・・・「1626パラ・シングル・ロフチン・ホワイト・アンプ」 の周波数特性の測定をして頂きました。
近々にブログで紹介しますので、お楽しみに・・・・・・
では、今日は、このへんで・・・・HIROちゃんでした。