昨日、主にジャンク品を使用して完成した、7AU7/コントロール・アンプの詳細を紹介します。
 
出来あがったアンプの写真です。改めて掲載します。
 
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レタリング・シートの手持ちが少ないので今回はPCでシールを作成し、貼り付けました。
 
 
ケースの裏側(背面)です。前の50EH5アンプの時のスピーカー端子の穴2個が残っていますが、裏で見えないので・・・・まあ良しとします。。。
 
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イメージ 3 昨日も掲載しましたが、全体の配線の様子です。単管でシンプルな回路のため、部品が少ないです。急いで配線したので、あまり綺麗ではありません。
 
 次の写真は電源部と真空管回りの配線の様子です。内部シャシーは使用せず、ケース底に直接トランスや、ラグ板等の部品を取付けました。
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■回路について
 
  回路ですが、アンプといっても増幅はしません。単なる簡易回路のカソード・フォロワー出しの0dBアンプ。それでもメイン・アンプにCDデッキやFMチューナーなどを直接、つなぐ場合には出力インピーダンスが低いので接続コードを長くすることができます。
 単なる入力2系統の音量調節装置と思っていただいて結構です。また、個人的な感想ですが、CDデッキ等の出力をメイン・アンプに直接接続するより、音にパワー感?のようなものを感じ、良い音だと思います。
 更に、メイン・アンプを自作する時はメイン・アンプの入力部のボリュームを省略して抵抗1本で設計出来ます。
 
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このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
 
 当初は12AU7を使用する予定でしたが、持ち合わせのストックやジャンクがあまりありません。ヒーター規格が7V、0.3Aで12AU7と電気的特性が同じ7AU7の手持ちがジャンク品と新品で7本あったので、7AU7を使いました。
 なお、今回はヒーター・トランスのCT(センター・タップ)から6.3Vで点火しています。7V管ですが、0.7V電圧が低くても全く問題なく動作しますし、ハムの点でも多少有利です。なおヒーター点火は交流のままです。ハム防止として、ヒーター片側、あるいは中点をアースする方法がありますが、このアンプではヒーター・バイアス(10V)をかけています。プリ・アンプ等の場合、私の作るアンプでは、アースよりヒーター・バイアスの方がハム防止に効果があるようです。
 この回路では増幅しないのでハムは交流点火でOKです。
また、トランスもシールドは無しで、整流もシリコンダイオード1本の半波整流ですが、ハムは出ません。
 
 このアンプは、前記のように7AU7の4番、5番ピンで7Vで点火しています。ヒーター・トランスのCTの結線を外して12.6Vに変更も出来ます。(9番ピンは使用していないので12.6VでOK)12.6Vに変更すると12AU7が使用できるばかりでなく、電圧配分は変わりますが同じピン接続の12AX7、7025、12AT7、6201、12AU7、5814、5963、12R-LL3、5965などが、そのまま挿し換え出来るコンパチブルになります。
 
今回はジャンク品利用、しかもB電圧もかなり低電圧ですが、良い音がします。
 
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 また、今後、右図のように改造も簡単です。増幅用フラット・アンプとして下記のように回路の変更も簡単。但しプレート・フォロワー出力になるので出力インピーダンスは高くなります。また、ヒーターが交流点火なのでハムが増えるかもしれません。
 
■今回使用した部品の
  一覧です。
 
・アンプ・ケース(リード社)
 ジャンク中古(再塗装)
・真空管7AU7マツダ(東芝)
 ジャンク中古
115V電源トランス
(東栄変圧器)新品ストック品
・ヒーター・トランス(SEL)
 ジャンク中古
・電源スイッチ ジャンク中古
・ヒューズ・ホルダー 新品ストック品
・入力切換スイッチ ジャンク中古
・250KΩボリューム2個 ジャンク中古
・ボリュームつまみ ジャンク中古
・パイロット・ランプ(24V,LED)新品ストック品
1000V 1Aシリコン・ダイオード ジャンク中古
350 47μF ジャンク中古
200 220μF 新品ストック品
50 100μF ジャンク中古
・フィルム・コンデンサ0.33 ジャンク中古
・抵抗類(酸化金属皮膜抵抗2W)全て新品ストック品
7Pラグ板2枚 新品ストック品
・9ピンMT真空管ソケット 新品ストック品
・入力端子(ジャック)2個(内1個は金メッキ)ジャンク中古
・出力端子(ジャック)1個 新品ストック品
・ゴムプッシュ ジャンク中古
・シールド線 新品ストック品一部ジャンク中古使用)
・配線コード ジャンク品(壊したアンプからの再利用)
・ねじ ジャンク品(壊したアンプからの再利用)+新品
 
新たな購入部品無し。・・・0円アンプです。
 
 ・・・・お知らせ・・・・  
 今回、製作したこのコントロール・アンプを欲しい方、使ってみたいと希望される方がおられれば、タダで差しあげます。私は他のアンプがあるので・・・(少し遅いお正月のプレゼントです・・・・)半分はジャンク品での製作ですが使用上は問題なく動作します。
 
■応募方法
 希望される方がもし、おられましたら、ゲストブック欄又はコメント欄に内緒のコメントで、欲しい理由、又は、どのように利用するか等をお書きのうえ、投稿して下さい。コメントの確認は、こちらから希望される方のブログのゲストブックに返信します。
 なお、希望者が2名以上おられた場合は、抽選等により、お譲りします。その場合にはあらためて、こちらから希望される方のブログのゲストブックにお知らせします。
最初のコメントには、住所、氏名等は、まだ書かずにブログの愛称で結構です。
 また、勝手ながら応募資格は下記の方のみとさせていただきます。
 
■応募資格
  コントロール・アンプを接続出来る真空管アンプをお持ちの方石アンプとの相性は未確認のため)自作されていない方でも結構です。但し、下記の条件のいずれかに該当される方だけとさせていただきます。
 
 ①これまで、私の拙いブログの投稿にコメントを投稿された方。
 ②私が訪問し、私のコメント等に対して答えていただいた方。
 ③これまで、私の拙いブログの投稿内容に「ナイス」をされた方。
 但し、今回のこの投稿記事に対して、初めてのコメント、及び「ナイス」だけを入れていただいた方につきましては、今回は応募出来ません。申し訳ありません。
 
■その他
 ①申し訳ありませんが、ヤマト便で送りますが送料のみ、着払
  いでご負担下さい。
 ②お互いの個人情報は厳守することとします。
 ③譲渡後のアンプの他の方への再譲渡、オークションへ
  の出品は禁止とします。
  また、アンプの使用に当たっては、製作者として、安全には配慮し
  ていますが、使用による劣化等もあるため、譲渡後の使用者
  等の感電等による事故等について一切の責任は
  持ちません。使用者の責任において使用、修理、分解、改造等
    は行ってください。
    これらについてこちらから送る返信用手紙で承諾書を頂いたのち、現
  物を送ります。
  なお、保守用として別に7AU7真空管を予備として差しあげます。
 
■応募締切
 
2015年1月15日(木)22時00分までとします。
 
では、今日はこのへんで、・・・・HIROちゃんでした。