修理依頼のプリ・アンプは、壊さずに修理しました。
 
  友人から依頼のあったプリ・アンプですが・・・・イメージ 1
全て壊して全く別の回路で初めから作り直しの予定でしたが、もう一度、点検したところ、フラット・アンプ部の12AX7が駄目で交換。また、半田付けの不良が5か所(いわゆるテンプラ)あり、再度、半田付けをしました。
  さらに、ついでに電源部のシリコン・ダイオードが古いうえに両波整流の2個のシリコン・ダイオードの種類も違っていたので同じダイオードに交換。
 この修理で一応、音も左右両チャンネルから音が出て直りました。
 
 とりあえず、少し様子を見ますが、音を出してみると問題が2つあります。
 
 一つは音のクロストークが目立ち、セレクト・スイッチを切り替えても音がかなり聴こえます。ロータリー・スイッチが小さいうえに、かなりこのスイッチに配線が込み入っているためでしょうか・・・・
 
もう一つは、このアンプのPHONO入力は12AX7のヘッド・アンプによるMC専用で、MM用の切替がありません。おまけにPHONO入力の「サーノイズ」がかなり目立ちます。
 
 とりあえず、少し様子を見て、更に修理するか、壊して作り直すか、考えることにしました。
 
【参考記事】
 同じ書庫内に下記のプリアンプの記事があります。
下記のアドレスをクリックすれば直接記事に繋がります。
■フォノ・イコライザー付きプリ・アンプ(2台分)
■テレビ管6M-HH3を使用したコントロール・アンプ
■コンパチブル・コントロール・アンプ
■12AU7/5814/5963コントロール・アンプ
  6AR5/6AQ5コントロール・アンプ
■CR型イコライザー・アンプ (2台分)
12AX7A ― 12AU7A プリアンプ(NF型イコライザー回路採用)