■6B4G シングル・アンプの試聴と周波数特性
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今日は、授業の帰りにブログでおなじみのKIYOさんのお宅に伺い、先日完成したばかりの6B4Gシングル・アンプでコーヒーを頂きながら、2人だけで試聴会を行いました。
ついでに私は測定器を持っていないので、お願いして周波数特性を測って頂きましたので、紹介します。

写真がボケてしまいましたが上のアンプが試聴中の私の作った6B4Gシングル・アンプ、下のアンプは、KIYOさんのラックス・キットA3500を改造した6080プッシュプル・アンプです。今回は、この6080ppアンプと、KIYOさんが作った瞬時に切替が出来る、「アンプ切替装置」で比較しました。 只今、試聴中です・・・・・

試聴といっても、気軽な聴き比べ・・・・いつもはクラシックが多いのですが、今回は懐かしい「アンディー・ウイリアムス」が中心。古い録音ですが、懐かしさもあり、楽しく聴くことが出来ました。
もう1枚は、東京佼成ウインド・オーケストラの吹奏楽を少しだけ・・・・・ 今回聴いたCD・・・・
使用したスピーカーは、いつものKIYOさんのタンノイ・オートグラフ。
さて、聴いた感じですが、アンディー・ウイリアムスですが、KIYOさんの改造6080プッシュプルと瞬時に切り替えても、ボーカルは、ほとんど変わりません。しかし良く聴くと、やはり低域はさすがに6080ppとは比較になりません。6080の豊かな低域はなんとも言えません。
5Wクラスの安価な出力トランス(東栄変成器OPT-5S)を使用したシングル・アンプとプッシュプル・アンプでは、勝負になりませんでしたが、小型の出力トランスで、これだけの音が出れば十分です。はっきり言って、これほど良い音がするとは思いませんでした。
■周波数特性
KIYOさんに周波数特性を測定していただきました。
下のデータは、出力1.5W時の周波数特性です。出力0.1W時でも、ほとんど同じ特性でした。

無帰還アンプで安価な小型の出力トランスのアンプとしては、優秀だと思います。このOPT-5Sは低域が良いと言われていますが、やはり良い結果が得られたと思います。高域は10kHzから落ち始め、20kHzで-3dBといったところでしょうか。NFBを少しかければ高域は多少伸びるとは思いますが、3極管アンプは無帰還アンプとするのが私のポリシー、今回の周波数特性で十分満足です。

実は、この出力トランス、未使用のストックが2個あります。
今回の結果が良かったので、次は何のアンプに使用するか楽しみが増えた感じです。カバー付きのも販売されていますが、裸でも十分、今回のようなトランス・カバーを考えるのも楽しいものです。1次側は2.5KΩ、3.5KΩ、5KΩ、7KΩで使用が可能です。
(ご参考までに、ミニワッターなら、同じ東栄のT-1200がおすすめです)
あくまで私の耳で聴いた経験上の話ですが・・・同クラスの出力トランスで高域を望まれる方には、低域は多少劣りますが、春日無線変圧器のOUT-54B-57がおすすめです。実にきれいな中高域です。これもカバー無しですがカバー付きも販売されています。これだと2次側切替で1次側14KΩまで可能なので、送信管のVT-25やVT-62にも十分使用可能です。
低域も高域も、まあまあバランスがいいのがノグチトランスのPMF-6Wだと思います。なかなか良いトランスです。これはカバー付きです。
昔はタンゴのU-608や山水のHS-5、HS-7、ラックスのSS5Bシリーズなど好きな小型のシングル用出力トランスがありましたが、今では中古品でも入手が困難ですね。HS-5などは後を継いだハシモトのトランスがありますが高価なのが難点・・・・・
今回の6B4G シングル・アンプの製作投稿記事が、同じ書庫内にあります。画面下に連続して見えない時は下記のアドレスをクリックすれば直接、記事に繋がります。ご参考下さい。
また、KIYOさんの6B4Gロフチン・ホワイト・アンプの写真とアドレスを末尾に紹介します。
■6B4G シングル・アンプの製作(最終回)
(6B4Gの動作と回路図などを紹介)
■6B4Gシンクル・アンプの完成の報告
このアンプのシャーシ裏の配線の様子の写真は、こちらのアンプ
完成報告の投稿記事に掲載しました。クリックすれば繋がります。
■6B4Gシンクル・アンプの製作(3)
(中古シャーシの修復とトランスカバー)
■6B4Gシンクル・アンプの製作(2)
(使用部品と回路設計等について)
■6B4Gシンクル・アンプの製作(1)
(製作計画と6B4G真空管コレクション)
【関連記事】
■EL34/6L6-GC/6B4G 兼用シングル・アンプ
なんとEL34アンプなのに、今回の
6B4Gも使用可能という、コンパチブ
ル・アンプです。記事はこちらです。
EL34/6L6系アンプの書庫内に記
事があります。
クリックすれば記事に直接、繋がり
ます。ご参考下さい。
↓
☆KIYOさんの6B4G ロフチン・ホワイト・アンプ

KIYOさんの6B4G ロフチン・ホワイト・シングル・アンプです。
詳しい記事は、こちらです。
※前述のラックスA-3500改造の6080ppアンプについても3回
にわたり詳細な投稿記事があります。ぜひご覧ください。
KIYOさんのブログは、真空管アンプのノウ・ハウ満載
のブログ・・・ぜひ訪問してみてください。
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では、今日は。このへんで・・・・・HIROちゃんでした。