■フォノ・イコライザー付/プリ・アンプ

このプリ・アンプは10年以上前に作ったものですが、3.11東日本大震災で自宅が被災した際、ブックシェルフのスピーカーが、このアンプの上に落ちて壊れてしまいました。真空管も破損し、シャシーは、アルミ製のため全体が修復できないほど大きく凹んでしまったため、解体し、現存はしていません。
携帯電話で写したボケた写真がPCに残っていました。
■回路等について
フォノ・イコライザーはNF型です。以前は全てNF型で製作していましたが、CR型の方が、音が鮮明でボケた感じが無いことから、今では私のプリ・アンプに使用している回路はCR型がほとんどです。NF型のプリ・アンプは、以前、紹介した12AX7と12AU7を使用した1台が残っているだけです。
このプリ・アンプも同じ12AX7と12AU7を使用したものです。コントロール・アンプ部は12AU7のカソード・ホロワー出しによる非常に単純なもの。ここでの増幅は無く、逆に0.9倍くらいの出力電圧に下がります。しかし、出力インピーダンスは低くなります。
トーン・コントロール回路は、私にとっては不要な回路なので付けていません。 真空管を見せたいために、シールド・ケースは付けず、また、B電源用平滑用のケミコンの容量が少し少ないですが、ハムは全く出ません。なお、ヒーター・バイアスをかけています。
■回路図です

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
ついでに・・・・もう1台のプリ・アンプ
下記回路図のプリ・アンプは、CR型フォノ・イコライザー回路に5極管の6AU6を1本だけ使用したプリ・アンプです。電源トランスに磁気シールド無しの並四トランスを使用しましたが、これでハムは全く出ませんでした。
このアンプは、アンプ・ケースに組み込んだものですが、ケースを他のアンプに使用するために1年ほどで解体してしまい、現存していません。
(写真も撮らなかったので、ありませんが、回路図だけがPCに残っていたアンプです。各部の電圧も表記してありました。)

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
フォノ・イコライザーは、LPレコードを今でも聴く私にとっては、必需品です。最後に、もう1台だけ作りたいと思っています。勿論、その時はCR型で設計します。
【参考記事】
同じ書庫内に下記のプリアンプの記事があります。
画面の下に確認できないときは下記のアドレスをクリックすれば直接
記事に繋がります。
■テレビ管6M-HH3を使用したコントロール・アンプ
■コンパチブル・コントロール・アンプ
■12AU7/5814/5963コントロール・アンプ
6AR5/6AQ5コントロール・アンプ
■CR型イコライザー・アンプ (2台分)
■12AX7A ― 12AU7A プリアンプ(NF型イコライザー回路採用)
では、今日は、このへんで・・・・・HIROちゃんでした。