今回は、少し面白い?、プリアンプを紹介しましょう。
まずはアンプの姿から・・・・・・
リード社のコンパクトな汎用ケースに組み込んだ、緑色の少しオシャレ?なプリアンプ。

これでも、フォノ・イコライザー付きで、MMカートリッジが使用できます。
実は、この中に組み込んだイコライザーですが、既製品のフォノ・イコライザーを組み込んでいます。
数年前になりますが、ハード○○という有名店のジャンク箱をあさっていたら、何やら黒い物体が・・・・良く見たら、YAMAHAの「フォノ・イコライザー HA-5」では、あ~りませんか・・・・値段は300円!・・・・・使えなくてもいいから300円なら・・・と購入。。。。。家に帰って、早速プレーヤーを繫いでみたら・・・・・何と、感動品ではあ~りませんか!
そのまま使用してもいいのですが、真空管ではないので面白くありません。そこで考えたのが、このプリアンプ。

右の写真のようにケースに入れて使用することとし、コントロール・アンプ部は単純にカソード・ホロワー出しのみ。増幅0アンプとしました。プリアンプ用の電源トランスの持ち合わせが無かったので、ここは回路図のとおり、東栄変成器の小型トランスを使用しました。 左の黒いボックスが「HA-5」
入力のAUXは1系統のみ。ここでは真空管に5963を使用しましたが、ここは12AU7や5814、12AT7、12AX7等なら何でもOKです。
シャシーは使わずに、ケースの底にドリルで穴をあけ、真空管ソケットやラグ板を取り付けました。だいぶ配線がジャングルで見苦しいのですが、この程度の回路なので、ハムは出ません。(特にトランスにはシールド処理もせず、また球はAC点火です。ヒーターはアースではなく、ここでは23Vのヒーター・バイアスをかけています)
■回路図です。
非常に簡単なアンプなので、回路図を掲載するほどのものでは、ありませんが・・・・

このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だとは思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
このアンプ、作ったのはいいのですが、どうも「YAMAHAのフォノ・イコライザー HA-5」は真空管アンプとは若干、相性が良くないのか、出てくる音が、ややハイの傾向があり、バランスがあまり良くないようで低域が、やや不足している感じに私には聴こえます。
せっかく高価?なケースに組んだので、壊さずに飾ってあるプリアンプです。
まあ、たまに、ハード○○のお店で、ジャンク・コーナー品をあさってみると、結構、掘り出し物が見つかりますよ。。。。。因みに、現在使用しているテクニクスのFMチューナーは100円でした。
また、つい最近でしたが、シュアーの古いカートリッジ(M91ED)がヘッドシュル付きで500円でした。壊れていません。針がダメなので購入予定です。
【参考記事】
同じ書庫内に下記のプリアンプの記事があります。
画面の下に確認できないときは下記のアドレスをクリックすれば直接
記事に繋がります。
■12AU7/5814/5963コントロール・アンプ
6AR5/6AQ5コントロール・アンプ
■CR型イコライザー・アンプ (2台分)
■12AX7A ― 12AU7A プリアンプ(NF型イコライザー回路採用)
では、今日は、このへんで・・・・・・・HIROちゃんでした。