■71Aシングル・アンプの手術?です。。。。。。
(新しい手術方法を考えました?????)
またまた、71Aのアンプを作ることにしました。といっても今回は、30年位前に作った71Aシングル・アンプの全面リニュアル。作り直しです。しかも今回は大手術!シャーシまで大手術です??????

作り直しをするアンプは、
前回紹介した右のアンプ。
かなり古くなったので、トラ
ンスやシャーシの塗装もか
なり剥がれて傷んでいます。
そこで、全てアンプをバラし
て作り直しすることにしまし
た。
また、このアンプのドライブ
管は7ピンMT管の6AV6
です。
小型のアンプなので見た目はMT管でも、あまり違和感はありませんが、この際、オールST管で作り直しをすることにしました。
(1)まずはアンプを壊し、部品を全て外しました。
意外と壊して部品を外すのは面倒です。今回はシャーシも小型のボン
ネット付きのもので、もったいないので、そのまま再利用します。
下の写真を見てもお分かりのように、かなり塗装も浮き出て劣化して
いました。

・・・・・・さて、実は、ここからが大変!
前述のようにドライブ管の6AV6をST管に変更・・・・・・と思ったら・・・
なんと、MT管の穴を広げると、どうしても出力管とぶつかってしまい、このままではST管に変更することが出来ません。
そこで新たにST管用の穴を少しずらして、出力管と接触しないようにして、開けることにしました、6AV6のMT管用の穴はシールドケース付きなので、そのままでも良いと思いました。また、コンパチ爺いの変な考えが出てきて、ST管と6AV6のどちらも挿し換え出来る初段管コンパチ・・・・なんてな事も考えましたが、止めました。
(2)ST管用の穴を追加します。

穴を追加しました。
が・・・・・いつものように、
おっつけ作業のために、
穴が少し大きくなってし
まいました。(笑い)
穴を開けたらサンドペー
パーで磨きます。
(後で塗装後を見たら、
ムラが多く、磨きが足り
ませんでした。やはり、
このような作業は根気よくやらないと駄目ですネ・・・私は、せっかちで・・・
さて、ここからが・・・・・大手術!
せっかくのチャンスなので、何とMT管の穴を消す「大手術?」に挑戦することにしました。これまでにやったことがない、整形手術!私の新しい?手術方法とは・・・・・・
(3)シャーシ手術に使う医療器具と薬品

自動車修理用のパテ。
この薬で穴を埋める事を
考えました。
使う、お薬、器具は・・・
●修理用パテ
●瞬間接着剤
●補強用「骨」
( CDケースの破片)
(4)いよいよ手術の開始です。

まずは、硬質プラスチック
(ここでは不要のCDケー
ス)の破片を写真のように
穴の裏側から瞬間接着
剤で貼り付けます。
今回の穴消し部分はMT
管用の穴の他、不要なネ
ジ穴など6か所です。
(5)穴にパテを流します。

なかなか固まらないので
少しずつ固まったら流し
ます。
パテの説明には2mmま
での傷に・・・・と書いてあ
ります。1mm以下で乾燥
することと書いてありまし
た。。。。。

右の写真のようにMT管
用の穴が消えました。
あとは磨いて再塗装を
します。
(6)再塗装をしてシャーシの手術は終了です。

ムラがたくさん出ました。
まあ、これでシャーシは
いいとします。
ボリュームの穴の位置が
気に入りませんが、はじ
めからの穴で、ここは、我
慢します。表面の塗装の
ムラもボンネットを付けた
ら見てもわかりません。
(汗・・・)
(7)ついでにトランス類も再塗装

ンス、出力トランスもサビ
を磨き、再塗装しました。
銘板の上にセロテープを
貼り、カッターで回りを切
ってからスプレーし、乾燥
したらセロテープをはがし
ます。
今週は、講習会等の仕事や野暮用があり、また、天候も良くなかったので作業が進みませんでしたが、シャーシの加工が終われば、後は配線作業を残すのみです。
明日1日で配線作業を行い、完成の予定?です。回路図と大手術後の回復した新しい71Aアンプの姿は、お楽しみに・・・・・・・
出来ればブログを更新します。
【関連記事】
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■71A(171A)真空管とシングル・アンプ
↓
■12A(112A)真空管と71A/12A/31コンパチブル・テストアンプ
↓
71A・12A・31アンプ集①にも71Aのパラ・シングル、プッシュプルアンプ等の製作投稿がありますので、こちらもご覧下さい。
では、今日は、このへんで・・・・・・HIROちゃんでした。