


今回は、その2として、主な回路図や、ケース選び、そして、いくつかの作ったラジオを紹介します。
■ケース選びと加工
ケースは、全て100円ショップのもの。特にオススメは、小物入れとしても使用できる「コスメケース」男が買うと何となくイヤなので、娘にまとめて買ってもらいました。このケースは鏡もついています。ただ、難点は硬質のプラスチックなので、加工時に割れやすいこと。特に中の「仕切り」を取る作業は、根気良く少しずつ割るなどして加工します。余分に購入した方が安全。もうひとつは「100円の印鑑ケース」このケースは硬質のプラスチックではないので、加工時に割れる心配がありません。最近は、これを良く使います。
そのほかに、台所用品の「調味料入れ」「タッパーケース」「文具の入れ物」など、100円ショップは、かわいいラジオケースの宝庫ですね。
■製作例の一部を紹介します。



(拡大すると良く見えますよ・・・・・・)



左の写真がケースの表側です。(右上の黄色の細長い物は、くまのプーさんの箸入れで、ラジオの他にLEDのライト(懐中電灯)を付けました。何と1.5Vの電池1本でスピーカーもなります。ダイヤル右のスイッチがラジオの電源。右下のスライドスイッチが懐中電灯のLED用です。写真では見えませんが右側にLEDがついています。LED用はボタン電池です。ベットラジオとして便利、夜中にトイレに行ったり、非常用にイイですよ。細長いので胸のポケットにも入りますが、プーさんでかわいいので、いいジジイが持つのはチョット・・・・・孫がいれば、プレゼント出来るのですが・・・・・・まだいません。
左下のケースは「印鑑入れ」です。これはイヤホン専用ですが感度バツグンのストレートラジオ用ICを使用したもの。

左は100円の印鑑ケースに組み込んだもの。中の仕切りを一部取り除いて組み込んだもので、実際にいつも印鑑と一緒にカバンに入れて仕事に行きます。右側は2石のトランジスタ検波のストレートラジオ。常備薬入れ兼用です。おまけにコスメケースのため、鏡までついていて便利。ただし、このケースは単4電池しか入りません。また、トランジスタ用のトランスを使う時は、入らないので、ケースに少し穴を開けて組み込むなど、少し面倒です。(今回の写真にはありません)
■主な回路です。

(バーアンテナのコイルは図形の作製が面倒なので、薄い黒色の縦棒で示しています。パソコンは苦手です
この他の回路については、次回に紹介します)

昔、懐かしいレフレックス回路やトランジスタ検波のラジオもありますが、ストレートラジオ用のIC「ミツミのLMF501T」がおすすめ。今でも通販などで、まだ在庫があると思いますが、このICは高周波増幅3段という、すぐれもの。上手く使うと混信も少なく組み立てることが出来ます。

その他のトランジスタ検波のラジオなどの回路もたくさん作りましたが、一番、感度と性能の良かった、ICを使った回路を紹介しました。
近いうちに、その3でまた、いろいろ紹介しますね。
★おことわり・・・・・・

このコーナーは、主として過去に簡単なトランジスタラジオをお作りになった経験のある方、回路図が、お分かりになる方を対象にしております。1台ごとのケースの加工や、組み立て順、その方法、写真、図などにより、配線のやり方や、各部品毎の配線実体図等を詳細に示すものではありませんので、ご了解ください。あくまで、このようなラジオができますよ。。。ということでご参考下さい。
その1は、こちら。クリックすればつながります。これまでに作った主なラジオの写真を見ることが出来ます。カラフルでかわいいラジオです。
写真の他にも、まだあります。今後、順次、紹介したいと思います。
では、また、HIROちゃんでした。