2A3/45 コンパチブル シングルアンプ音譜

今回、35年位前の2A3アンプを壊し、シャシー、トランス等を再塗装。回路を変更しリニュアルしました。(回路図は末尾に掲載しました)
 
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このアンプは、元々、6Z-DH3A--2A3sのアンプの初段管を77(6C6)に回路変更したものを解体。今回、更に初段管をRCAの5691に変更、回路も変えたものです。今回は少しこだわり、使用球は全てRCAを使用してみました。整流管は5U4Gを使用したかったのですが、RCAの手持ちが無く、本機はRCA5R4を使用しました。5691は6SL7と特性は同じです。
これまで、6SL7を使用し、パラ接続、SRPPドライブなどで作りましたが今回はカソードホロワー回路にしてみました。
これまで自作した2A3は全てシングルアンプで下記のように1号機、3号機以外は、全て2A3が使用できるコンパチブルアンプとして現役で残してあります。

【1号機】
12AX7 SRPP ドライブ
その後、12AX7(パラ) ロフチン・ホワイト・・・・解体済で現在は無し。

【2号機】
6Z-DH3A ドライブ
その後、6Z-DH3Aから6C6(77)に変更。
・・・・・今回はこれを解体、リニュアル

【3号機】
12AX7 パラ ドライブ ・・・・友人に譲渡し、現在は無し。

【4号機】
6SL7 SRPP ドライブ
その後、6SL7パラに変更、更に6Z-DH3Aに変更して2A3/300B
/45とのコンパチブルアンプとする。

【5号機】
オール直熱管、オールトランス結合(佐久間式アンプのパクリ)
ドライブは12Aで、2A3/45とのコンパチブルアンプ
通常は、112A、245、280使用でオール茄子管にしています。

【6号機】
UX、UYソケットの両方付、 2A3/45はUXソケット、46/47はUYソケットに挿して使用するという変なコンパチブル珍アンプ(46は3結、47は5極管と3極管結合の切り替えが可能。
基準ドライブ管は6AU6

【7号機】
ロフチン・ホワイトで2A3/45/300B/VT-52/6A3のコンパチブルという欲張りアンプ。
ドライブ管は6GK5(VHS用高周波テレビ管、7ピンMT管で内部抵抗は約5K、μ=78という球)切換えSWが多く、操作を間違えると、真空管を1発でダメにする・・・・という恐ろしいアンプ)

【8号機】
オールトランス結合テストアンプ
2A3をはじめ、UXベースの直熱管(12A/71A/31/45/2A3/50/300B/VT-25/VT-52/6A3/VT-62など)の殆どの他、UY→UXソケットアダプター使用で46/47/3YP1が使用可。また、GT管の6G6G/6K6/6F6系/6V6系/6L6系/EL34/KT-66/KT-77/KT-88などの3極管結合が聴けるという、スーパー?コンパチブルのシングル テストアンプ。
半分は遊びで作ったような超欲張りアンプ。これも7号機以上にSW操作が複雑。出力管によっては、別途製作した外部ヒーター(フィラメント)用電源との併用が必要。これも操作を誤ると球はパーになるという真に恐ろしいコンパチです

今回のリニュアルしたアンプ以外のものについては、別の機会に紹介したいと思います。

我が家の2A3

現在、我が家にある2A3を紹介します。
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左側から松下(ナショナル)2A3、RCA2A3、RCA軍用のJAN CRC 2A3
松下の2A3の元箱の底には980円と言う定価のゴム印があります。いつ頃でしょうか・・・・・・(下の写真)
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左からシルバニア(多分、中国製)2A3、ソブテック2A3(1枚プレート)、
右側はCEI 2A3です。

■今回、リニュアルしたアンプの回路図です。
 
2A3と45の切り替えは出力管のバイアス抵抗の切換えと、出力トランスの2次側で切り替えますが、2A3の場合でも1次側5KΩの方が良く感じました。
 
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このブログでは、同じ回路のアンプの製作を、おすすめしているものではありません。また、アンプの試聴結果は、個人的な感想です。したがって、このブログ内記事の回路図等は、参考にしないで下さい。同じ回路のアンプを、お作りになるのは自由だと思いますが、全て自己責任の上、製作くださるよう、お願いいたします。投稿者としての責任は一切持ちません。真空管アンプ製作は、高電圧等による感電死や、火災、火気事故、シャシー加工時での怪我など、注意が必要です。安全第一で楽しいアンプ作りをしましょう。
 
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★300B、2A3、2台のアンプ切換え
(今回の私の2A3アンプも紹介されています。ぜひ訪問して下さい)

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設計法が丁寧に書かれています。必見です)
では、今日はこの辺で