私はそれほど寝付きの悪いほうではありませんが、年に何回かはなかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めその後眠れないということがあります。
そんな時、鍼灸師の先生から聞いた蜂蜜を使っています。
茶匙一杯の蜂蜜をカップに入れお湯を注いでかき混ぜるだけです。ほんのり甘い程度が良いようです。
蜂蜜を飲んで布団に入った後は目の冴えがなくなり、そのうちに眠ってしまいます。濃いお茶を飲んだ時、考え事をして眠れない時、どちらの場合も私には効果があります。
薬膳の食材として用いられてきた蜂蜜の帰経は肺、胃、腸です。蜂蜜には上記のように鎮静、入眠の作用がありますが、他に肺を潤すので咳によく、腸を潤すので便通をよくします。
さらに、保湿力があるため美容にもよく、クレオパトラがパックに利用していたという話もあるそうですよ。
ミツバチが運んでくる各種の花の蜜はショ糖が主成分ですが、ミツバチは唾液の中の酵素によってショ糖をブドウ糖と果糖に分解します。蜂蜜の中には他に各種ビタミンとミネラル、アミノ酸、有機酸が豊富に含まれています。
このように栄養学的に見てもすぐれた栄養素の宝庫である蜂蜜は世界各国で料理やお菓子作りに重宝されると同時に民間治療に使われてきました。
一口に蜂蜜と言っても、ミツバチが集める花によってその成分、味、色などが違います。
日本で一般に売られているものはレンゲ、アカシア、みかん、クローバーなどですが他にもいろいろな種類があります。
くり,ソバ、菜の花、コーヒー、マヌカ、タイム、栃、ローズマリー、リンゴ、菩提樹などなど。
この中で特に健康効果があるものとして3つ紹介します。
マヌカハニー
マヌカはニュージーランドにしか自生していない野生植物です。
マヌカハニーは高い抗菌力を持ち、民間医療だけでなく近代医療でも胃腸疾患を治療できたという研究もあるそうです。
日本ではピロリ菌に効果があるということで有名になりました。
他にマヌカハニーは虫歯、歯周病の治療、風邪、インフルエンザの予防、コレステロールの低下、糖尿病の改善などに効果があります。
くり はちみつ
鉄分、ビタミン、カルシウムが多く、滋養が高いため、韓国では不老長寿の食品として人気が高いそうです。貧血、かぶれ(皮膚に塗る)に効果があります。
そばはちみつ
味、においはくせが強く、見た感じはまるで黒蜜のようです。
鉄分がとくに豊富で貧血の人にお勧めです。
生活習慣病、がんの予防に有効な活性酸素除去作用が高いことは信州大学の研究で明らかにされています。またアメリカの研究によると市販の咳止めよりも咳に有効だということです。
親戚の叔母が体調を崩した時、知り合いの鍼灸師の先生は薬膳的な治療として蜂蜜をすすめ、同時に鍼灸の治療を施しました。
鍼灸だけではなかなか上がってこなかった治療効果がはちみつを食べ始めてから上向いてきたといいます。
なかなか元気が出ない時、好みのはちみつをヨーグルトや紅茶などと合わせて試してみてはいかがでしょう。