Carlosのブログ

前ページ
次ページ

２０１０年８月インドダイヤ買い付け

７月末から８月にかけてインドへ買い付けに行ってきました。

６月中旬から始まる雨期は７月には一番激しくて、時には膝までズボンの裾をめくって事務所に行く事もあるのです。

為替の変動が気になりながら例年この時期は買い手が少なく、商品がふんだんに見れる時期なので
色々とチャレンジしてみました。

今回はなんとカラーダイヤモンド

ブラックやブラウン、イエローなどは結構知っている人も多いのですが、ピンクやグリーン、ブルーはなかなか目にした事のある人は少ないのでは？？

このピンクはとても綺麗でした

普通ブルーはもっと冷たいグレーがかったものが多いのですがこれは明るく価値も高いです

一般的に無色透明に近い色のダイヤが高価と言われていますが、ダイヤには結晶する際に含まれた成分や結晶の歪みによって様々な色に見える事もあるのです。

ちなみにピンクのダイヤモンドは何故かオーストラリアの鉱山で取れる事が多く、一般的にはブラウン系の原石の中からみつかるらしいです。
アーガイル鉱山のピンクは有名ですね～

ブルー系のダイヤにはアルミなどの成分によって青い色に見えるダイヤになるのです。

今は様々な技術が発達して、放射線や加熱する事によって白または白に近いダイヤに色を出す事もあるんですよ

この寺院は海の上にあり、干潮の際には多くのイスラム教徒も方がお参りに訪れてます。
最近は日本のテレビのコマーシャルにも出ているこの寺院
インドというとヒンズー教？と思う人が多いかと思われがちですが、実はインドの６５％がヒンズーで２５％くらいはイスラム教、その他に仏教徒やクリスチャンもいるんです。

パキスタンやバングラデッシュなども元々インドの一部としてイギリスに統治されてましたが、１９４７年のインド独立に相次いで宗教別に独立した国として設立されたのです。

パキスタンやバングラデシュはイスラム教徒が多く、ヒンズー教徒の多いインドとはいつも何かにつけてライバル同士です。

イギリスから伝わってインドではメジャーなスポーツにクリケットがありますが、インド対パキスタンのクリケットの試合になると国をあげての大騒ぎなんです。

サッカーの日韓戦の比ではありません。

核保有国としても有名ですが、インドが核実験をするとパキスタンも負けじと実験をして７年程前に両国は緊迫した局面まで行き、インド滞在の日本人には出国命令が出た事もあったのです。
大丈夫だろう～とタカをくくってたら、領事館から私の元に直接電話があり、あなたとあと一人だけで他の人達は全員退去しました！！と連絡を受けた事がありました。

日本のニュースには全く伝えられてなかったのですが、かなりマズい状況だったらしいです。

近年は海外からの投資も多く、国の発展がめざましい勢いで行く度に新しい建物や公共工事などが行われていて　この国にはまだまだ発展性があるなあ～とつくづく感じています。

次のインドは９月の雨期が空けた頃かな

また写真などを撮ってきます！！！

２０１０年２月のインド・ダイヤモンド買い付け日記

２０１０年２月にまたまたインドに行ってきました
世界不況と言われてますが、ここムンバイではインフラ整備や新築のマンションなどの工事ラッシュでどこに行ってもバリバリ工事をしています。

街角には昔ながらの専門店？の人達が見られます

一番面白い商売は神様とあがめられている牛を連れてエサの草を売る商売
牛は満腹になるし、取ってきた雑草は供え物としてお金になるし・・・

今回はムンバイのフォーシーズンホテルのＳＡＮＱＵＩという和食料理のシェフの加藤さんにホテルの屋上（和食とは別の）でのカクテルディナーをご馳走になりました

料理は中東料理でフムスというヒヨコ豆から出来たペーストやゴマのペースト等をナンに付けながら白ワインをご馳走になりました。

かなり上流階級のお嬢さんや息子さん等が来ててオープンエアーの気持ちの良いバーで、屋上なのにすべての客席はゆったりソファーで酔いも微妙にいつもと違った気がした

翌日の夜はダイヤの取引先とアフガニスタン料理（結局カレー）をご馳走になりにカイバーというお店へ

かなりお気に入りのお店の一つです

アジアではよく見かけるバイクの複数人乗り
ちなみにこの写真は４人乗り

時には家族５人が一台のバイクにまたがって移動している姿も珍しくないのです
事故ったら一家心中になってしまう・・・なんて余計な心配をしてしまう

土曜日の夜から取引先の別荘に移動して月曜日の朝まで楽しませてもらいました

ここには近所の犬が勝手に入って来て私が座っていたソファーに不満そうにあがり込んで来た
どうやらこの犬はいつもこのソファーが寝床みたいでした

名前はブラウニー　　穏やかなワンちゃんでした

別荘には自宅とは別にサーバント（召使い）がいて庭の手入れ、洗濯、掃除、料理等などすべてをこなしてくれてます。

夜は日本から持ち込んだ２４のＤＶＤを鑑賞しながらバーボン（ワイルド・ターキー）を呑んでまったりと楽しみました　　なぜかインドの水とバーボンが絶妙に合うのです。

翌日、軽くジョギングをした後にゆっくりして夕方から近所に出来た大型ショッピングモールに繰り出して行くと、すごい人・人・人
中流階級の人が増えて、今まで無かったショッピングモールが大人気

中には最新の機器を導入したゲームセンターも

決して値段は日本のバーゲンに比べて安くないけどみんなガンガン買ってました

最近になって見かけるピザハットやケンタッキー

そういえば子供の頃に近所のマックがオープンしてとても興奮して買いに行った記憶がよみがえってきた　
彼らにとって海外のファーストフードはとても興味深いモノですべてのお店は満杯状態でした

ちなみにここムンバイは元々多くの在住者はベジタリアンでは無く、ノンベジと言われる肉も食べる人達が多いのです。
しかし、さすがに牛肉はファーストフード店ではどこも扱ってはいませんでした。

宝石屋さんも大繁盛らしく１階のエントランスホール正面にドンと構えています。

今インドではショッピングモールの開店ラッシュに伴い、ジュエリーショップもどんどんオープンしてて庶民用のファッションジュエリーがかなり売れてます

お陰で中級品のメレーダイヤは軒並み値段が上がってしまい、リーマンショックの後に安くなったにも関わらずここ半年で一挙にショック前の値段を上回ってしまい、品薄状態が続いてます

日本では宝石買取ショップなるものが人気ですが、アメリカや日本で買い取られた宝石の多くはアジア(香港・中国等）やインドのバイヤーに買われて再生され、リサイクルされているのが実情です。

少し前は一般の人達は水を買うなんて冗談みたいな話でしたが
ＨＩＭＡＬＡＹＡＮというお洒落な水が今は一番いけてて専門店も出てます

ショッピングモールの外ではバッティングセンターならぬクリケットバッティングセンター

そしてモールに集まって来る人達を目当てに近隣は大賑わい

結局４時間もモールでうろつき、別荘に帰ったのは２１時
お腹がペコペコですぐさま食事を用意してもらいビールと一緒に愉しみました

翌朝は朝の６時起きで出来たばかりのレインボーブリッジならぬシーレーンと呼ばれている４キロ以上にわたる端を越えて事務所に向かいました

朝日が眩しくって寝ながら移動しようと思ってたが眠れなかった

この時期の日の出の時間が何故か７時近いのです

面白いムンバイドリームの話しを聞きました
取引先に勤めるキランさん、５０年前に当時３５００ＵＳドルで親が買った土地建物を１１月に売ったそうです
その建物がこれ

見た感じはほぼ廃虚　幽霊屋敷みたい

これがナンと１３ＭＩＬＩＯＮ　ＵＳ＄（１３００万ドル）で売れたらしい
日本円９０円換算で１１億７千万円　　恐ろしい土地の値上がりでバブル状態？？

そのキランさん、もう５５歳ですがユックリまったり仕事して人生を愉しむそうです。
俺もロト６でも当たらないかなあ～

今回はいつもと違う買い物をしました。
なんと１０カラット以上のブラック・ダイヤモンドをゴロゴロ買いました