捨てないで。 | サウイフモノ ヒロバッキー オフィシャルブログ「講演会のススメ」Powered by Ameba

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最近。
と言ってもここ数日だけど部屋をちょこちょこと、しかもマメに掃除をするのがミニマイブーム。
どーせすぐに飽きるだろうけど。





基本的に
部屋に物をごちゃごちゃと置くのが好きではない。
だからフィギュア類のコレクターグッズなどもあまりない。
理想の部屋は綾波レイの部屋のような、寝床と棚がひとつだけポツンとあるよーな無機質な部屋が理想。
だから、
“要らない”と判断したものは捨てていく。
なんでもかんでもポイ捨て。
「これ、何かに使えるかも…」的なもので部屋の空間を押しつぶされたくないのだ。





そんで
大型だろうが小型だろうがバンバン大量に物を捨てていくと頭をよぎる昔の出来事がある。





まだ
わぁと親父である民雄さんとの仲がちょっと悪かった昔。
民雄さんがいつものよーにイキナリ掃除を始めた。
民雄さんの行動には前フリはない。イキナリ始める。
「ああ、掃除始めたんだな」くらいに思って家を出かけて用事を済ます事数時間。
帰宅するとまだ使えそうな物が大量に押し込められてたゴミ袋が2つ3つと転がってた。





今になって
気付いた事があるんだけれど
民雄さんも部屋に物をごちゃごちゃと置くのが好きではない。
“要らない”と判断したものは捨てていくタイプ。
半透明のゴミ袋の中には、まだ使えそうなボールやザル、家庭用ミキサーなどの台所用品や、粗品でもらった未開封のてぬぐいやハンカチやタオル、ボールペンやマジックなどの筆記用具など様々な“まだ使えそう”な物が大量に入ってた。





その中に
居間のボードの上に飾っていた古い写真立てが何個か捨ててあって

今でも許せないのだけれど
なぜか
わぁが産まれた時の絵皿写真立てが捨ててあった。
ご丁寧に弟のもセットで。





一瞬、
自分の過去が、自分の存在が、汚いザルとか古いボールペンとかと一緒に切り捨てられた感覚になって民雄さんに激怒した。
それはそれはキレたもんだ。
わぁは反抗期もなかったし親に歯向かう事なんてなかったから激烈にキレてる息子にただ唖然としてたよ民雄さんは。
民雄さんにしたら「写真立てもホコリを被って小汚かったし、どうせ飾るなら綺麗なものを」という意見だったらしい。
ゴミ袋から取り出し、綺麗に拭いてわぁの部屋に持ち帰った。





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今でもこの絵皿写真立てはわぁが持ってる。
テレビの横
パソコンの下
ギタースタンドの真上
どこに置いても、正直、ちょっぴり、邪魔なんだけど、なぜか、捨てられないし、実家に送り返す事もできない。
いま実家のボードの上には家族写真とかがたくさん置いてある。
家族旅行とか成人式の記念撮影写真とか、それはそれは綺麗な写真立てに入って。





わぁは
親に歯向かう事がなかった。
反抗期なんてどーでも良かった。
産まれた時の自分の写真なんて、どーでも良かったのかもしれないけれど。
バンバン大量に物を捨てていくとあの事が頭をよぎる。

読者よ
貴方は大切な人の写真を一枚でも持っていますか?
そんな日々。