東京ノ温度 第二十二回公演『いーはとーゔぉ』終演 | 川島広輝の今日も暑く熱くなりそうですね。

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俳優・劇作・演出 川島広輝のブログ。
東京ノ温度主宰。

何年かぶりに、年の途中にブログを書きますな。

 

先日、東京ノ温度第二十二回公演『いーはとーゔぉ』無事終演致しました。
場当たりの日の朝に、やや強めの地震があり公演中止か?と、揺れながら怯えたのが懐かしく思えます。
やれてよかった。出演者・スタッフの皆様に感謝。


今回は宮沢賢治の童話をテーマにした作品です。
以前に「まなつぼし」という銀河鉄道の夜をテーマにした作品をやりましたが、今回は宮沢賢治の複数の作品をテーマにしています。
比較的マイナーな作品も含めて宮沢賢治の童話の一端をなんとなくご紹介できたかなーと思っておるので、ご観劇頂いて興味を持たれたら是非原作を読んでみてもらえたら嬉しく思います。
 

ちなみに今回テーマにした作品は
・風の又三郎/風野又三郎
・銀河鉄道の夜
・注文の多い料理店
・どんぐりと山猫
・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
・ポラーノの広場/ポランの広場(童話版)
 

風の又三郎とポラーノの広場は、それ以前の草稿である風野又三郎とポランの広場の方を主に引用しています。
そして、ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記は、後に改訂されグスコーブドリの伝記となるものですが、私はこちらのノリの方が結構好きです。
それから銀河鉄道の夜も、物語の構造に組み込んでおるのですが、特に説明してないので気がついた方はなかなかですな。
あと、ちょっとだけ触れているのは・やまなし、と・フランドン農学校の豚。時間が許せばこちらも掘り下げたかった。
 

今回は今までの東京ノ温度作品と違い一つ一つのお話に補助線を引いていない感じなので、ん?どういうことだ?と理解が難しい部分もあるかと思うのですが、私は宮沢賢治作品は「理解」するものではないな。と思っておりますので、難しく考えずに、ほほーっと見て頂けてたらと思います。
それと、こういうの当日パンフレットとかに書けばよいのかもな、とさっき思いました。遅いけど。

 


というこの公演、見ていないけど、ちょっと興味が沸いたという方は、、、配信やってますので、そちらを是非見て下さい。
7台のカメラで配信のためだけに無観客収録しましたので、見応えあります!是非とも!
 

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