サロンのお話。 | シャンパンバーが好き過ぎて…

シャンパンバーが好き過ぎて…

シャンパン、ワインが好きで、それに纏わるエピソードなどの記事を書いております。シャンパンバーが好き過ぎて、2015年に名古屋にお店を出しました。
ご飯が食べられる禁煙のシャンパン専門店です。
HPリニューアル。champagneloungekohaku.com

名古屋のシャンパンラウンジ琥珀です。

サロンのお話。

今日は高級シャンパンサロンのお話。
シャンパンを飲み始めた人が憧れるシャンパンにサロンと言う物があります。
かなり高額な部類に入り、今じゃトップクラスのお値段になってます。
仕入れ値も開業当初の7年前と比べても6倍弱くらいになっております。
もちろん、年式にもよります。

サロンは三ツ星生産者の一つで、現地での見学も難しい憧れの聖域です。
リリースするシャンパンは全て当たり年の物だけです。
ここ100年くらいの中でも30数回しか販売されてないようです。
私が飲んだことがあるものは、1997、1999、2002、2004、2006、2007、2012と言ったところです。
葡萄はシャルドネだけで作られ、格付けはグラン・クリュです。
ルメニルシュールオジェと言うコートデブラン地区の最南の村で作られます。
この辺りはシャルドネの聖地とされ、どの生産者もブランドブランと言うシャルドネだけで作るタイプを得意としております。

サロンは長期熟成に耐えうるポテンシャルを持つワインで、適度に寝かせることにより、その旨さを最大限に引き出すことができます。
ただ、時間を置きすぎるとコルクの劣化などでリスクもあります。味の好みによっては寝かせ過ぎを嫌う方もいるでしょう。
あとは保存環境が大きく結果に反映しうるかと思います。
近年では、値段の高騰が激しいので数ヵ月で値段で見れば上がります。
ただ、そこに着眼して美味しい頃合いを見失わないようにしてもらいたいものです。
近年の価格では、一般の方には手が出し辛い状況であり、選ばれし者のみ踏み込める領域にも思います。お店で頼まれる方には、もはや、尊敬と感謝以外ないようなお酒です。
我こそはと言う英雄は、名乗りをあげて下さいませ。

現行モデルは2012です。10年ほど経過していてもまだみずみずしいフレッシュな印象です。
それももはや、入手が難しくなってきております。