みなさん こんにちは。


東京は朝からよく晴れて、きれいな青空です。


昨晩は強い北風で寒くなりましたが、

日差しの暖かさで気温も上がってきています。


桜は葉桜になって、ツツジも咲いてきましたね。





さて


「ピンポーン!」


二世帯住宅になっている、娘一家のチャイムが鳴りました。

ちょうど、車寄せの落ち葉を掃いているときでした。


私が受け取っておきました。



「重いので、玄関まで運びます」

宅配業者さんが運んでくれました。



箱の横にずらっと鍵盤の柄が見えました。


「あ、電子ピアノだ!」




保育園からママと4歳のおちびさんが帰ってきました。


玄関の荷物を見た娘は、


「ええー? 」

「金曜日の指定で頼んだのに〜。

そのために有給取ってる!」

「もう届いちゃった」


二日ほど早く届いたのですね。



おちびさんが見つけたらたいへん。


「あけて あけて!」

「ひく!」

大騒ぎでお風呂どころじゃありません。



ママは急いでクローゼットの中に隠します。





おちびさんはヤマハに通い始めて2年目です。


そろそろ鍵盤で弾き始めたそうです。

それでママが電子ピアノを注文したのですね。



「ああ、本当のピアノに触らせたかったな」


私はちょっとそう思ってしまいました。





2年前に、

父と母の代からの古い家を壊して

娘一家との二世帯住宅に建て替えをしました。



古い家には、

姉と私が弾いて娘も弾いた、

アップライトのピアノがありました。


古いピアノでしたが、調律はしていました。

まだきれいな音が出ました。




おちびさんが生まれたとき、娘は言いました。


「ピアノはやらせたいな」



私も、3代目にもこのピアノを弾いてほしいな

そう思いました。




しかし です


立て直し期間の約10ヶ月。

仮住まいには、ピアノを持っていけません。



その間、どこかにピアノを預けたとしても、

住宅事情はすっかり変わってしまいました。



昭和や平成の初めの頃は、

街のあちこちでバイエルやソナチネの音が聞こえました。



でも、今では街を歩いていても、

滅多にピアノの音は聞こえません。


ご近所迷惑になりますよね。



音量調節もできないアップライトを弾くことは難しいでしょう。





決断して、

ピアノ引き取り業者さんに引き取ってもらいました。



クレーンで引き上げられたピアノは、

トラックに乗せられて、毛布をかぶっていきました。


さすがに涙が出ましたよ。





そして、今日


新しい電子ピアノが届きました。



「ウッキャ!」


私の心の中で、喜びの声がしました。



また、ピアノがきた!


音のボリュームも変えられるし、

ヘッドホンもある!


「弾けるぞ!」


ウッキャ! ウッキャ!





娘がお稽古を始めたとき、

私も補助をしつつ、

十何年ぶりかでピアノを弾き始めました。



久しぶりで、譜面の読みも怪しくて。


2オクターブ下の音符などは、

ドシラソ と指で数えたりしましたよ。



でも、新鮮で、楽しかった!




さらに月日がすぎて、


再びピアノが弾けそうだ!



日中は、ママとパパは会社。

おちびさんは保育園。


誰もいない!

ヘッドホンもある。




これはいいぞ!



下手でも思いきり弾ける!

誰も聞いてない!



夕方には、何事もなかったように。


またお稽古できるのです。



ちょっと これ、いいんじゃない?


なんだか嬉しくなってきましたよ。





思い出がある とか

木でできた本物のピアノでなきゃ とか


そんなのにこだわっている場合じゃない。



今の時代に適した

今思いきり弾けるピアノ。


調律もいらない。


いいじゃない!





娘を生んで育てた 結婚した。


孫が生まれた。


自分は60代になった。



シミ?しわ? くるよね


顔のお肉もお腹のお肉もバストも

重力には逆らえない。





だけど!


おちびさんがやってきたからこそ、


人生 も一度体験できることがあった。




公園のブランコや滑り台

何十年ぶりにも一回できる。


おちびさんと一緒なら、許されちゃう。


これ、一人で60歳がやってたら、

「キケンな人」でしょう。




そして、も一回 ピアノが弾ける!




うーん、



歳を重ねる というのも、悪くない。


生き続けてみるのも、悪くない。




早く、みんな

会社と保育園に行かないかなあ〜。




なんだか楽しくなってきた



そんなアラカンなのですよ。






がんばっている人も



がんばれない人も



がんばらないようにがんばる人も



今日も、ありがとうございます。