みなさん こんにちは。

 

東京は曇り空ですが、日射しもあります。

湿度はありますが気温も穏やかになって、

過ごしやすくなりました。

 

梅雨入りはもう少し先になりそうですね。

 

 

 

さて

もうすぐ3歳の娘一家のおちびさんは、

5月末に風邪をひきました。

 

2日間保育園をお休みして、

私が一緒に過ごしました。

 

そして、

恒例のように風邪がうつりました。

ハナハナ、咳咳です。

 

ハナのあたりがぼわっとしているので、

頭がシャキシャキとまわりません。

 

おちびさんは人にうつしたおかげか、

さっさと治って元気すぎるくらいです。

 

パウパトロールのアニメの録画を観ながら

踊っていましたが、

テーブルに頭をぶつけました。

 

「いたいいたい」

訴えてきます。

 

そこへ娘がやってきて、

 

「肩も腰もバリバリ」

「もうだめだ!」

「整体に行く間、見ててもらっていいですか?」

 

おちびさんはもう15キロを超えました。

私はもう抱っこはムリです。

 

ふたりともわーわー言っています。

 

 

「カンベンしてよ!」

私の心の声が叫びました。

 

こっちだって、絶不調。

しんどいのです。

 

「あ”~!」

 

とりあえずアイスコーヒーでも飲もう。

 

少し落ち着きました。

 

 

 

そして、ふと思ったのですよ。

 

娘を育てているときも、何度も

「あ”~!」がきたな。

 

具合が悪くてつらがっているのはわかる。

なのに、どうしてもどこかで

「また?」

うんざりしちゃう自分がいたのです。

 

自分、母親に向いていないのか?

悩んだりしましたよ。

 

 

でもね、

あれから30年の時が流れて、

父も母もおくりました。

 

今ならわかるのですよ。

 

私自身が母親に

「いたいよ」「くるしいよ」

かんたんに訴えられる子ではなかったのです。

 

 

母は厳しい人でした。

戦争を知っている世代ですからね。

 

私のちょっとした「いたい」や「苦しい」は、

彼女にとってはすべて

「そのくらいで」

という感じだったのかもしれませんね。

 

声に出さずとも、その背中やその目が、

 

「そのくらいで」

「甘えないの」

「がんばりなさい」

 

そう語っていました。

 

 

 

そのように育った娘が結婚して母になりました。

 

するとね、

どうしても娘に対して

 

「私だってがんばってきたんだから」

「そのくらいがんばりなさい」

 

そう思ってしまうのですよ。

 

 

イジワルをしようと意識してるわけじゃない。

 

でもね、母親ってのは、

自分が母親にやってもらったことしか

子どもにやってあげられないのですよ。

 

だってね、知らないから。

 

 

子育てはマニュアルも指導書も役に立ちません。

同じ兄弟姉妹でも全然違います。

 

一人ひとりが

別々の目的を持って生まれてきた命だからです。

 

もちろんママと子どもも全然違う。

 

年代がどうこうよりも、

ハナから別々の魂なのです。

 

だから、どうしてもイラッとしちゃう。

 

「何でこんなことするの?」

「どうしてできないの?」

「そのくらいのことで泣かないいでよ」

 

 

でもね、ママたち

 

決してそういう自分を責めないであげてね。

 

それは、そのまま

愛が欲しくても受け入れてもらえなかった

小さな頃のあなたなのですよ。

 

自分を責めるないでね。

 

 

愛をためる器がまだてんでうまっていないのに

まだまだ

自分のほうが愛してほしくてしょうがないのに

 

子どもは

もっともっと愛してと要求してくる。

 

 

ママはほんとによくやっていますよ。

朝から晩までよくがんばっていますよ。

 

すごいよ。

 

 

まずは、今の自分が

自分と小さかった頃の自分の両方を

ギューっと抱きしめてあげようね。

 

「大好きだよ」

「よくがんばってきたね」

 

 

 

子育ての道は長いです。

 

ひとたびママになったら、

種類は変われどもずーっとたいへんなのです。

 

 

だからね

そんなたいへんなことをやっている自分を

もっと自分が愛してあげようね。

褒めてあげようね。

 

 

それがまわりまわって、

 

子どもの幸せになっていくのですよ。

 

 

 

がんばっている人も

 

がんばれない人も

 

がんばらないようにがんばる人も

 

 

今日も、ありがとうございます。