みなさん こんにちは。
東京は、今日もよく晴れて空がきれいです。
春みたいに暖かいですね。
予報では、1月いっぱい気温は高めだそうです。
また寒さが戻ることもあるでしょうが、
春の訪れは早いかもしれませんね。
さて
娘一家の3歳のおちびさんが保育園から帰ってきました。
帰るなり、
「お腹すいた!」
「ラムネ食べたい!」
反応するように
「もうごはんだから、ごはん食べたらね」
私は応えていました。
そして、ふと思ったのですよ。
「お菓子はごはんのあとで」
「残さずに食べたら、これ食べていいよ」
昭和の生まれ、育ちです。
いつでもどこでも、おとなはこう言いました。
当たり前のように、こうしなきゃダメだと思ってきました。
でもね、べつに法律で決まっているわけでもありません。
何十年も前ですが、名古屋に行くことがありました。
あの頃から名古屋では
朝ご飯は喫茶店で食べるという習慣がありました。
朝の喫茶店は、どこもモーニングのお客さんで賑わっていました。
どのテーブルでも、
あんこたっぷりのトーストや、
生クリームたっぷりのワッフルを食べていました。
朝から甘いものいっぱいでした。
あれからもう何十年。
平成すら飛び越えて、令和の時代です。
「朝ごはん? グミ!」
そんな人もいっぱいいます。
栄養? 30品目食べましょう?
もちろん、体にとってはいいことですよね。
でもね、思うのですよ。
栄養満点の30品目のごはんを、
まーったく食べたくないのに、
無理クリ噛んで、なんとか飲み込んで。
この時に
この30品目ってほんとに栄養になっているのかな?
何を食べた? よりもね、
どんな場所で食べた?
誰と食べた?
こっちの方が大切なんじゃない?
栄養って、まず初めに心に吸収されて、
それから体に吸収されるような気がするのです。
心が ハッピー! と受け入れて、
そこで初めて
体が受け入れてくれるんじゃないですかね?
自分が子どもを育てている時には、
こんなこと考えられませんでした。
なんとか野菜食べてほしい!
身長、体重は順調に伸びている?
そういうことで頭がいっぱいでしたよ。
先日、久しぶりに “トトロ“ を観る機会がありました。
あの中に登場する “ばあちゃん“ いいですねえ。
ふかあっとしてて、大きくて、あったかくて
すべてを受け止めてくれる。
「そうかい」「そうかい」って
なんでも受け止めてくれそうな感じ。
今って、ああいうばあちゃん いるのかな?
自分は??
ああ! てんで、だめ!
まだまだ 条件付きのばあちゃん です。
「これ、食べたらね」
「これ、やったらね」
条件付きで愛してくれるばあちゃん ですね
昭和の頃から
「おばあちゃんは甘やかして、おやつばっかりあげるから、
ごはん食べなくなっちゃう!」
ママたちは文句言っていましたね。
じいじやパパもそうでした。
ゴキゲンとって、甘やかすばっか。
今は、子育ても引退して、
客観的に見られる立場になりました。
やっとね、わかるようになりました。
たった1人でもいい。
無条件で 「そうかい」「そうかい」
ぜーんぶ受け入れてくれるおとながいた。
それは、親族でなくてもいいのです。
隣のおばちゃんでも、習い事の先生でもいい。
たった1人でも、そういう人がいてくれたなら、
その子はきっと大丈夫なんだろうな。
人生は長いです。
しんどいことも、ドツボだってありますよ。
でもね、小さい時に
自分のすべてを、丸ごと受け入れてくれる人物がいた。
だったらね、
ちょっとよろつくことくらいあっても、
ちゃんと歩いていける。
そんな気がするのですよ。
条件付きのばあちゃん から
丸ごと無条件のばあちゃん へ
新しい目標だなあ。
春のように暖かい日に
そんなことを思うアラカンなのですよ。
がんばっている人も
がんばれない人も
がんばらないようにがんばる人も
今日も、ありがとうございます。