みなさん こんにちは。

 

東京は、雨が降ったり曇ったりの天気です。

やっと梅雨らしくなってきましたね。

 

10年も前に骨折したところが痛んだり、

なんだか体調がパッとしない季節です。

 

みなさん ご自愛くださいね。

 

 

 

さて

娘一家のおちびさんが3歳になりました。

また足が大きくなって、靴がきつくなりました。

 

昨日は娘とおちびさんと一緒に

誕生日プレゼントの靴を2足買ってきました。

保育園用も必要ですね。

 

 

この1週間、おちびさんはプレゼントだらけでした。

じいじ ばあば はもちろん、

ママの友達、パパの友達

ママの職場の人、パパの職場の人

お祝いしてくれました。

 

一ついただくと、大喜び。

寝るのいやだ!

遅くまでもらったおもちゃを離しません。

 

なのに、なのに、

翌日 新しいプレゼントがやってきました。

すると

昨日の大のお気に入りはあっという間に2軍になって、

新しいプレゼントに夢中です。

 

なんと!

 

今日の1軍は、明日の2軍か?!

 

センターポジションを次々とられていくアイドルみたい。

おもちゃに情が湧いてしまいましたよ。

 

子どもの数が少ない時代の光景ですかねえ。

 

昭和うまれは、

「ものを大事にしなくなる!」

なんて、ばば根性をださないようにしないと。

 

 

家族としては、たくさんのおもちゃより、

お米とかオムツちょうだい!

これがホンネですね。

 

オムツもサイズが大きくなるにつれ、

枚数も少なくなって、お高くなります。

 

 

 

2軍になっていくおもちゃを見ていて、

 

「何でもいいんかい?」

 

「誰でもいいんかい?」

 

ちょっとせつなくなりましたよ。

 

 

でもね、

 

そだね。

 

これでいいんだな。

 

 

 

アラカン人生を振り返ってみましたよ。

 

所属部のエリートだった営業マンが、

引き抜かれて退職しました。

 

この部署、これからやっていけるの?

 

で、どうなった?

 

ちょっとウロタエタ空気が何か月かあった気がします。

でもね、結局、

また新しい空気が定着しましたよ。

 

今まで頭角をあらわしていなかった人が

輝き出したりしました。

 

 

誰が辞めたって、

泣いてすがってくれる社長はいませんね。

 

誰でもいいんですよ。

何でもいいんですよ。

 

 

でね、結婚して母になりました。

 

ここで、人生初めての経験をしましたよ。

 

自分が

唯一無二のかけがえのない人

これになれたのです。

 

料理がめちゃくちゃ上手なママじゃない

バリバリのエリートキャリアのあるママでもない

 

まあまあね にすぎないママですよ。

 

 

なのにね、子どもは、

「ママーっ!」

泣いて追いかけてきてくれる。

 

唯一無二の存在を体験できました。

 

これは、すごい体験ですよ。

 

スカスカだった自尊心の器が

しっとりと潤ってきました。

 

 

でね、

さらに月日がすぎて、

子どもは中、高、大学生になります。

 

するとね、

 

「ママーっ!」泣いて追いかけてくる?

 

ない ない。

 

友達や、彼氏さん、彼女さん、先輩

彼らに夢中です。

 

 

お金ばかりかかって

冷蔵庫の食料もパカパカ食べて

二の腕も指も太くなって

 

なのに なのに

「誰でもよかったんかい?」

 

 

そだね、

 

そういうことです。

 

 

これが、無償の愛ってものですかね。

 

これが体験できただけでもよかった

そういうことですかね。

 

そだね。

 

 

 

自分だって、そうだったじゃない。

 

失恋した!

もう、生きていけないかも。

なーんて泣いていたのに、

 

今はアラカンだよ。

生きている。

 

 

人ってね、

相当したたかで、たいしたものですよ。

 

子どもだって、そう。

しっかりしたたかだし、

ちゃっかり強いのです。

 

 

 

ママたち

「あなたでなきゃ、だめ!」

泣いてすがってくれる小さい命。

その責任の重さに、

ときには逃げ出したくなるでしょう?

 

ママだったら誰だって通ってきた道ですよ。

重いよね。

誰か助けて!って叫びたいよね。

 

 

でもね、ママは今、

人生で1回あるかないかの

「唯一無二の人」

この体験をしています。

 

これは、すごいことです。

仕事や異性くらいでは、

なかなかこれは体験できません。

 

代わりの効かない唯一の人

これを体験しているのです。

 

すごい。

 

 

でもね、

センターをずっと死守できるアイドルはいないのです。

 

いつか

「誰でもよかったってこと?」

子どもにボヤきたくなる時がきます。

 

 

だからね、ママたち

 

唯一無二の体験を堪能しつつも、

ママたちだって

したたかに、ちゃっかりと

生きてくださいね。

 

 

子どもを育てること

これだけをやるために生まれてきたわけじゃないでしょう。

 

 

おとなになってきた子どもが、

 

「誰だってよかったわけ?」

「何だってよかったわけ?」

 

なーんて嫉妬するくらい

夢中になれることがきっとあるはず。

 

貪欲に求めちゃってくださいよ。

 

 

 

子育ての道は長いです。

 

失恋した子どもが

仕事でミスをした子どもが

またママの懐に頼ってくることもある。

 

それもまた

唯一無二の人である醍醐味ですよ。

 

 

でもそれだけじゃない。

 

ママには、無限の可能性がある。

 

 

貪欲に、ちゃっかりと

軽く、明るく

 

歩いていってくださいね。

 

 

 

がんばっている人も

 

がんばれない人も

 

がんばらないようにがんばる人も

 

 

今日も、ありがとうございます。