みなさん こんにちは。

 

東京は薄い雲に覆われていて、

蒸し暑い一日となっています。

 

明日は雨の予報です。

これがきっかけで梅雨入りに向かうのでしょうか?

 

 

 

さて

テレビのスイッチを入れたら、

自動車会社の不正がどうの と流れていました。

 

不正問題で調査が入ったいくつかの会社が

映っていました。

 

へえー。

大企業ばかり。

 

 

昭和の生まれ、育ちです。

 

一生懸命勉強していい学校を目指して、

そして、いい会社に就職しましょう。

 

正しい人生の歩み方

みたいなのが、すっかり定着していましたよ。

 

 

おとなは仕事、子どもは勉強

 

ちょっと性格が歪んでいてもね、

ちゃんと仕事に行っている

ちゃんと学校に行っている

だったら、

その人はちゃんとした人でとおりました。

 

 

みんなが目指していた大企業がねえ。

不正ねえ。

 

ふーん。

 

令和の時代になったなと思います。

 

 

成績表の基準が変わってきたように思います。

 

「いくら稼いだか」

それでお点がついた時代から、

 

「どのくらい人を幸せにしたか」

それでお点がつく時代に変わってきた

 

そんな気がします。

 

 

「いくら稼いだか」の基準でいえば、

子どもなんて、

お金がかかるばかりで稼ぎはゼロですね。

 

大企業の社員さんで車を売っている人のほうが、

ずっとポイントは高いのです。

 

 

でもね、時代は巡って、

その人が売った車がモンダイありで、

人に迷惑をかけるかもしれない。

 

そうなるとね、

令和の成績表で換算すると、

「人を幸せにした」ポイントは、

ゼロどころか、マイナスです。

 

 

 

我が家のまわりは住宅地です。

 

その中をミニバスが循環しています。

 

住宅地の中の狭い道路を走るので、

ミニバスが通りかかったときには、

車も自転車も歩行者も

避けて待たないといけません。

 

通勤通学の時間には急ぐ人ばかりです。

みんなの顔にイライライラが見えてきます。

 

バスの運転手さんも、

乗降に時間がかかる人や

今チャージ? なんて人がいると、

イライライラ。

 

 

 

その時です。

 

ママと手をつないだ2歳くらいの男の子が、

道路の端っこで

バスに向かって手を振りました。

 

バスが大好きなのでしょう。

手にトミカのバスを握りしめています。

バスが来る時間を知っているのですね。

 

 

その瞬間です。

 

バイクの男性が、にこっ。

通学途中の自転車の学生さんがにこっ。

 

バスの運転手さんは、

男の子に手を振り返しています。

乗客の人たちも窓から手を振り始めます。

 

後続して何台も連なっていた運転手さんたちも

手を振ります。

 

 

イライライラの空気が一変しました。

 

 

ほらね、これが令和ですよ。

 

「人を一番幸せにしているのは、だーれ?」

 

それはね、

大きなビルに毎日通って、

いっぱいお金を稼いでいる

そんな企業戦士さんではありません。

 

生まれてまだ1年か2年ぽっちの

自分では何もできないことだらけの

小さな命

 

こういう命がね、実のところ

一番人を幸せにしているのですよ。

 

 

 

そしてね、忘れてはいけないのは、

 

そういう小さい命を

 

24時間365日

有給なし、土日休みなし、夏休みなし

深夜勤務手当もなし。

ぜーんぶ時給0円。

 

で、育てているママ。

 

そんなママも、

おちびさんと同じくらい

「人を幸せにしたポイント」は、

めちゃくちゃ高得点なのですよ。

 

 

世の中ってね、

 

「稼いでもいないくせに」 とか

「子どもが生意気いうな」 とか

 

そんなこと言われてきた人たちが

見えないところで支えてきたのです。

 

 

何の報酬もなく、

点数もつかない

 

そういう人たちがいればこそ、

地球は粛々と回ってきたのですよ。

 

 

 

ママたちは、すごいことをやっているのです。

 

命を創り出して、

日夜 その命を育てているのです。

 

 

ママとおちびさんの笑顔が

地球をまわしているのです。

 

 

誰かを幸せにしたポイントの総ざらえ。

 

ね、やっぱり

 

ママは、すごいよね。

 

 

 

がんばっている人も

 

がんばれない人も

 

がんばらないようにがんばる人も

 

 

今日も、ありがとうございます。