みなさん こんにちは。

 

昨日の雨が上がって、

東京は陽が射してきました。

今日は寒くなりましたね。

昨日までと10度ちかく下がっています。

長袖の上着をまた出してきましたよ。

 

 

 

さて

今朝、天気予報を見ようと

テレビのスイッチを入れました。

 

番組名はわかりませんが、

羽鳥アナの情報番組でした。

 

そのときのテーマが気になって、

そのまま20分ほど見ていました。

 

 

「第二の思春期」についてでした。

 

30代後半から50代の年代で、

心の健康バランスを崩す人が多い。

ひどくなると、うつ病になってしまう。

80%の人は、こんな状態を経験するのでは?

 

ドクターとコメンテーターたちのやりとりは

こんな感じでした。

 

羽鳥アナやコメンテーターの玉川氏はじめみなさんが、

とても正直に、ホンネで

自分の体験を話していました。

 

 

30代前半までは、

自分が走り回って仕事をして結果を出す

そういう段階。

 

30代後半以降は、

人を育てて、その人たちに働いてもらって

結果を出していくことになる。

 

自分でやったほうがよほどラク。

大きなストレスになります。

 

そんな話題も出ていました。

 

流れとしては、

これは誰にでも当たり前に来ることである。

 

女性の場合は、

「更年期」という言葉も定着しているけれど、

男性にもちゃんとそういうのはあるのだ。

 

そんな感じでした。

 

30代前半までとは体がかわるのですね。

それに伴って、心も不安定になります。

 

 

子どもからおとなへの変化。

これに伴って心も揺れて、バランスを崩す。

これが思春期ですね。

 

おとなへの階段を上がるのです。

 

 

40代に向けて、今度は、

「老いる」ことへの変化。

これがしずしずと始まっていくのですよ。

 

体が変化していくのですから、

心だって当然バランスを崩すのです。

 

おとなから「老い」への階段を上がるのです。

 

 

 

昭和の時代はね、

36歳以上の人のお産の場合は、

母子手帳にバンッ!とハンコを押されました。

○の中に「高」の字が入ったハンコです。

 

「まるこう」と呼ばれまして。

 

高齢出産です 注意!

ということですね。

 

失礼なハナシだな とみんな怒っていましたよ。

 

でもね、アラカンまで生きてくると

ちょっとわかります。

 

やはり30代前半までの母体とは

ちょっと違うのでしょうね。

二つの命にかかわることです。

丁寧に診てもらうのは安心です。

 

 

ドクターの話に興味を持ちました。

 

年齢によってはっきりと役目が決まっている

そうい部族では、

こういう症状は見られないそうです。

 

おそらく、安心して堂々と

「老いる」ことができるのでしょう。

 

先進国に多い症状なのですね。

 

自分で判断しなくちゃいけませんからね。

 

年齢ごとに役目がきっちりと決まっているわけじゃないので、

なんでも自分で決めないといけません。

 

 

 

以前、フラダンスを習っていたときもそうでした。

 

フラダンスは神に捧げる踊りです。

厳密に年齢による決まりがあります。

 

年齢によって許される髪型や踊りがあります。

 

未婚、既婚によって髪に飾る花の位置も違います。

 

55歳以上の人は、

肌を大きく出した衣裳を着てはダメです。

 

その人の技術や能力にかかわらず、

年齢によってはっきりと決まりがあります。

 

 

昨日まではよくて、今日はだめ?

残酷なハナシだなあ

当時は思いました。

 

定年みたいですよね。

 

 

でもね、それが、

自然とともに在る ということですね。

 

 

おぎゃあ と生まれた瞬間から、

人は、「老いる」そして「死」へと

着実に歩いていくのです。

 

これは、

空や海や風や太陽や花と同じくらい

自然なことなのです。

 

年を重ねても、若いときと同じことを

ムリしてやっていく

 

というのではなく

 

その年齢ならではの経験や知識を、

あとに続く人のために提供していく

 

こちらが自然なのです。

 

 

自然の流れに竿を差して踏みとどまろうとすれば、

心が悲鳴をあげます。

 

 

若い人には、若い人のためのイスが

 

ベテランには、ベテランのためのイスが

 

ちゃんと用意されているのです。

 

 

 

人生をひと巡りして、

60歳の峠を迎えて

 

はじめてわかることだった

 

そう思うのですよ。

 

 

 

がんばっている人も

 

がんばれない人も

 

がんばらないようにがんばる人も

 

 

今日も、ありがとうございます。