みなさん こんにちは。
東京は、昨日の雪がやんで、
久しぶりの雪景色です。
しん と静かな空気ですね。
さて
昨晩遅くに、娘一家のパパが、
家の前の道路の雪かきをしてくれました。
その後まもなく、雪はやんだので、
朝は、人も通りやすくなっていました。
ありがたい!
父と母の代からずっと住んでいる家です。
雪かきは、やっかいなものですよね。
体中が筋肉痛になります。
買い物に出ると、
郵便屋さんのバイクがそろそろと
配達してくれています。
すべらないように、ゆっくりです。
バイクをとめて、
手を伸ばしてポストに入れていきます。
雪かきが済んでいるお宅ですね。
一旦バイクから降りて、
2,3歩歩いてから
ポストに入れていくお宅もあります。
家の前に雪が残ったままのお宅です。
歩く人も、そのお宅の前は
雪を避けて丁寧に歩いていきます。
雪のあとの風物詩ですね。
1年に1回か2回しかないような
そんな風物詩です。
「雪かきをしていない家」が
浮彫になります。
誰も何も言いませんが、
「雪かきをしない家なんだな」
そういう空気感が流れます。
これなんだよね。
その時やってしまえばいいんだけど、
なんとなくいろいろあって、そのままに。
そして、
そのまま冷えて凍ってしまって、
ますます雪かきがたいへんになって、
おっくうになる。
これだよね。
雪かきあるある です。
ラッシュの電車に乗っていても
こういう風物詩って、ありますよね。
「あっ、足踏まれた!」
「あっ」
踏んだその人も、小さく声を洩らします。
降んだなということはわかっているのです。
でも、なんとなく言葉が出ない。
耳まで赤くなっているのに、
「すみません」「ごめんなさい」
これが、出ない。
そして、すし詰めのまま、
きまずい空気のまま、
降りる駅まで、背中も硬くして、
乗り続けないといけないのです。
満員電車あるある ですよね。
ママと手をつないだ
黄色い長靴の男の子が歩いてきます。
5歳くらいかな。
ママはあかちゃんをバギーに乗せています。
男の子は、雪がうれしくて
ざくざく踏みながら歩きます。
通りかかった車が、
スピードを落として道を譲ります。
「ありがとうございます」
間髪いれずに
男の子はぺこりと頭を下げます。
「おおー!」
感動します。
誰だってこういう時期があったはずだよね。
すごい。
いつの頃からだろう。
「あっ!」と思っても、
「ごめんなさい」「すみません」
言えなくなっちゃったのは。
子どもってすごいな。
雪の翌日に
しみじみと思ったアラカンなのでした。
がんばっている人も
がんばれない人も
がんばらないようにがんばる人も
今日も、ありがとうございます。