みなさん こんにちは

 

東京は今日もよく晴れています。

昨日の強い北風も止みました。

もう3週間以上雨が降っていないので

空気はカラカラです。

喉と火にご用心ですね。

 

 

 

さて

先日 大きな富士山を見に行った帰りに

談合坂のパーキングエリアで見かけた光景です。

 

 

3歳くらいかな?

女の子が泣いています。

 

ママとパパが彼女に何か言葉をかけています。

 

すれ違いざま 聞こえてきたのは

 

「だから、車に置いておけばって言ったのに」

「持って歩いてるから落としちゃうんだよ」

 

ママが言います。

 

 

「この間 じいじとばあばに

お年玉でもらったばっかりだろ?」

 

パパは長距離の運転で疲れているのでしょう

いら立ち気味の声です。

 

 

食事したり買い物したり。

気づいたら

お気に入りのウサギさんが失くなっていたようです。

 

 

トイレやら、歩いたところ座ったところ

一通り見て回ったらしいのですが

行方不明みたいです。

 

 

もしかしたら

談合坂に着いたときには

もう、いなくなっていたかも

らしいです。

 

彼女は車中でぐっすりお昼寝してたようです。

 

 

うーむ。

 

子育てあるある ですね。

 

 

大好きだからこそ 

いつも持っていたいのです。

 

いつも持っているからこそ

落としやすいのです。

 

大好きだったからこそ

泣くのです。

 

 

そして

 

「大切なものなら、失くさないようにしないと」

 

親はどうしてもこう言っちゃうのですよ。

 

 

遠出して、みんなへとへとです。

そして、子どもは泣く。

 

イライラしてくるのです。

 

 

お年玉でじいじばあばにもらった

うさちゃんだったのですね。

 

 

 

お年玉ね。

これがね、

昔も今もドラマがありますよね。

 

 

昭和の時代に育ちました。

 

「大切に貯金しましょう」

「ムダ遣いはやめましょう」

なーんて

小さい頃から教えられた時代でした。

 

 

子どもながらに

「ムダ遣いってどういうのだ?」

と思いました。

 

 

お年玉をもらいました。

親戚の大伯父さんなんかが

「ムダなもの買わないで使ったらいい」

なんて 言いました。

 

 

「ムダな買い物じゃない買い物って、なに?」

 

「学校で推薦図書なんて一覧になった

ああいう本を買えばいいのかな?」

 

「金の缶詰が当たりたくて

チョコボールばっか買ったりするのは

ムダ遣いかな?」

 

 

なんかさ、

 

お年玉袋の後ろに

見えない透明なゴム紐みたいなのが伸びていて

 

手渡したけど その実

しっかりまだあちらが握っているようだよね。

 

 

もらったときから、こっちのもの。

 

自分の好きなように使えばいいんだけど

あくまでもいつまでも

許可が必要な感じ。

 

 

うーむ。

 

この女の子のうさちゃんにも

ママにとっては 嫁 という

見えないゴム紐がついていたわけだ。

 

 

今度 じいじばあばに会ったときに

持っていけないじゃない!

 

子どもが じいじばあばに

「失くした」

なんて言っちゃったらどうしよう!

 

嫁というゴム紐がビリビリ揺れますよね。

 

 

 

 

子どもがお年玉をいただく。

 

親には

なんともいえない重たい荷物が

ズシリと乗っかってくる。

 

 

お正月の風景です。

 

 

お年玉劇場は、昔も今も

 

見えないゴム紐で

登場人物をやんわりとがんじがらめにしていく

 

そんな感じ ありますよね。

 

 

 

がんばっている人も

 

 

がんばれない人も

 

 

がんばらないようにがんばっている人も

 

 

今日も、ありがとうございます。