みなさん こんにちは。
東京は朝から雨です。
強い風をともなって
ときどきどしゃぶりとなっています。
さて、 昨日
娘が友達と電話で話をしていました。
お互いに0歳児を抱えて
来春からの保育園申請を終えて
結果を待っています。
どうやら いろいろ見学した園の
情報交換のようです。
ものすごくいい保育士さんがいたのよ。
ああいう人にみてもらえたらね。
でも、指導内容とか立地場所とかね
考えるとね。 等々。
何にでも共通するハナシですね。
ものすごくいい担当に巡り合えた。
ものすごく腕のいい美容師さんに巡り合えた。
けれどそこには組織というものが存在しています。
組織に所属している限り
本人の意向と関係なく
ある日、突然転属となって
もうその人にはお世話になれなくなります。
腕のいい人が独立した!
いいね!
じゃあ ずっとその人に担当してもらえるね
と、喜んでいたら、何年かあとに
看板をおろしました
なんてハガキが届いたりします。
本人の腕のよさ、センスのよさ
これは絶対なのですが、
その人に経営のセンス、集客のセンスが
ともなっているとも限りません。
だから会社なんてものは成り立っていたのです。
お金を用意する人
組織造りをする人
銀行との取引をする人
お客さんを集める道を拓く人。
すばらしい技術を提供する人
こまごまとした雑事、事務処理をする人
いろいろな部署が揃って
はじめて 一つの会社です。
腕のいい人が できる! と独立して
びっくりするくらいお客さんが
ついてきてくれなかったりします。
本人の実力ではなく名刺の実力で
つき合ってくれていた人たちです。
というわけで 、みんな
組織というところに所属して生きてきました。
何か一つだけトビヌケタものがあっても
生きてこられなかったからです。
でもね
なんだか風が変わってきたと思うのです。
何か一つあったら、スゴクない?
一つあったら、十分じゃない?
こんなふうになってきました。
その人がその人であるという証のようなものです。
その人がほかの人と同じじゃないという
証です。
あらゆる人の
キラキラ輝くようなその ひとつ が、
組織とか会社とかいうわけのわからないものに
すべて吸い取られて、
食べられてしまう。
そんな時代が長く続きました。
いつのまにか
キラキラを吸い取られた人はみな、
同じような仮面の顔になって
同じようなことを言い同じような行動をする
毎日となりました。
そして 令和です。
空気は変わりました。
1年半の引きこもり生活も
影響を与えました。
組織に興味がなくなってきました。
マスクはしましたが
お外向けの仮面ははずして
生活していました。
スーツもネクタイもパンプスも
しまい込んだままでした。
どこにする? じゃなくて
誰にする?
になっていました。
どこで何を食べる? じゃなくて
誰と食べる? が、
一番大切だと思いだしました。
まだ ミルクのおチビさんたち
君たちの生きる時代は、
なんだかキラキラしてきましたよ。
さあ、ハイハイして、立って、歩いて
新しい時代を楽しもう!
がんばっている人も
がんばれない人も
がんばらないようにがんばっている人も
今日も、ありがとうございます。