みなさん こんにちは。
東京は梅雨空が続いています。
今にも雨が降り出しそうな空模様です。
さて、娘と新生児が出産里帰りして
5日が経ちました。
夜中も3時間ごとに起こされて
どんなことも3時間ごとに
区切りを考慮してやっていく
というリズムにも慣れてきました。
自分のお産のときには
何が何だかわけがわからないまま
過ぎていって
じっくり味わうどころじゃありませんでした。
今は第3者としてお手伝いの立場ですから
客観的にみることができます。
ついこの間までお腹の中にいたのです。
お母さんの血液から栄養も酸素も採っていて
肺も活動していませんでした。
オギャーと泣いたときから、生まれて初めて
自分で呼吸をするようになりました。
明るい光もはじめてなら、
口からおっぱいを飲んで
栄養をとるのもはじめてです。
1日中、ありとあらゆることが、
はじめてです。
見ていると、不思議です。
遠い宇宙から、この地球に
人間として降りてきたのです。
呼吸することも、食物を摂取して
そのエネルギーで生命を維持することも
宇宙では必要なかったのでしょうね。
地球ならではの体験です。
もしかしたら、
特定の父と母という存在が必要で、
母の子宮に降りてくる という
メカニズムすら、
宇宙にはないのかもしれません。
想念というか、
共通のイメージがかたまったところに
もしかしたら、すでに出来上がった姿で
現れるのかもしれません。
特定の父と母のもとで
自分では歩くこともできない小さな姿で
降りてきて、
一人で何でもできるようになるまで
親の世話を必要とする。
こういうのも、地球ならではの
体験なのかもしれません。
地球での人間体験が
何百回もある魂だったとしたら、
立派なお坊さんだったりしたことも
あるでしょう。
はーい。
いっぱい飲めて えらかったねー。
などと、あまりに子ども扱いされて
身体が一人前になるまで
宇宙からすればあまりに原始的な
学校などに何年も通うなんて。
歯がゆいかもしれませんね。
中身はとっくに、親や教師などより
秀でているかもしれませんよ。
でもね、何をするにも時間がかかって
歯がゆいような、不便な
この地球の人間というものを
やっぱり体験したかったのでしょうね。
昭和のずっと昔、奥さまは魔女
というアメリカのドラマがありました。
サマンサという魔女が、ダーリンという
人間の男性と恋に落ちて結婚します。
何でも魔法であっという間にできるのに、
魔法を使わずに時間と労力をかけて
料理して、子育てをします。
人間と同じようにね。
我々は、実はみんな
サマンサなのかもしれませんね。
本当は何の努力もいらず
すべてあっという間にできるのに、
わざわざ地球の人間として生まれて
そのめんどくささとか手間暇とかを
体験してみたかったのかもしれません。
キリンの子だって、牛の子だって
生まれて30分で自分の足で立って
お母さんのおっぱいを飲みに行きます。
人間の子は、一人前になるまでに
なんと時間のかかることか。
このやっかいな年月を
選んだ親とともに切磋琢磨していく。
そんな歯がゆいゲームを、あえて
楽しみに来たのかもしれません。
がんばっているひとも
がんばれないっひとも
がんばらないようにがんばっているひとも
l今日も、ありがとうございます。
く