こんにちは。
名古屋市名東区の地域子育て支援拠点アーチです。
大雨の続く不安定なお天気ですが
いかがお過ごしでしょうか?
お天気がすぐれない日でも
オンラインサロンは自宅から参加できるのがいいですね!
雨降る月曜日
アーチのお隣「北野ミッドワイフリー」にお邪魔して
オンラインサロンを開催しました。
助産師の北野寿美代先生に「卒乳の話」をしていただきました。
オンラインでのご参加8人
アーチと昭和区の地域子育て支援拠点「ぷらっとココロ」から参加してくださった人も!
あっという間に満席になってしまったので
「聴きたかったのに!」と思っていた方の参考になるように
一生懸命レポートさせていただきますね
今回も事前にいただいたご質問について
北野先生からご回答をいただきました。
まず、北野先生が
質問の内容を大きく3つに分けてくださいました。
1)おっぱいがやめられない人へのアドバイス
「赤ちゃんのご機嫌取りに飲ませるおっぱい」
と「食事としての授乳」は分けて考えた方がいいですよ!というアドバイスをまずいただきました。
機嫌が悪いとき、夜泣きするとき
おっぱいをあげると正直ラク!というのは
3人を母乳で育てた私にも記憶があります。
でもそうやって寝かしつけにおっぱいを使っていると、おっぱいを吸いながら寝ることが習慣になってしまい、赤ちゃんの側から「卒乳」ということはまずないそうです。
寝かしつけと授乳は切り分けた方がいいのだと。
「おっぱいがないと眠れない、夜中おっぱいを求められるということになっちゃうよ!」ですって!
夜寝られないのはツライ…
夜間に授乳をしなきゃいけないのは、生後3、4ヶ月ごろまで。
この後は夜間断乳をしてしまっていいのだそう。
本来寝るべき時間に寝られない母体の健康的損失が大きいことを考えると、夜間断乳を検討してもいいのでは?ということでした。
ただ先生も「お母さん自身が泣かれるよりも、おっぱいをあげるほうがラクだからいいわと思うならば、おっぱいをあげればいいと思います。人それぞれ考え方があるからね」と言われていました。
お昼間に「ちょっと機嫌が悪いから飲ませておこうか」というのはOKだそう
少しずつ言葉がしゃべれるようになったり、代替えのもので気持ちを紛らせたりできるようになっていくと、自然と日中のおっぱい要求は減っていくでしょう、とのことでした。
夜間断乳については、北野先生にお越しいただいたときの報告に詳しく書いてありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
2)どれぐらい離乳食が食べられたらおっぱいをやめていいの?
目安はずばり
子ども茶碗に軽くごはん1杯が3回食べられるようになったら。
食パンだったら、耳を削ぎ落とした1/2枚。
それぐらい食べている子は、おっぱいを栄養としてとっていることはないのだそうです。
断乳したらいきなり離乳食をよく食べるようになったというのはよくある話だそうで、母乳で栄養をとってしまうと食事でとれなくなっちゃうんですって
3)やめるときの母乳ケア
一番最後の授乳を終えたら、とにかく冷やすこと!だそうです。
厚めの生地のTシャツの上にブラジャーをつけて、その間に保冷剤(ケーキ屋さんでもらえる小さなもの)をたくさん当てて丸2日ぐらいしっかり冷やすといいそうです。
母乳の出ている量、頻度にもよるそうですが
「とにかくしっかり冷やす!」。
目安は張りや痛みがなくなるまでだそう。
助産師さんの母乳ケアなども特に必要ないそうです。
世界的に見ても、母乳マッサージの文化はあまりないそうなんです
もう一つ、乳腺炎や白斑などのトラブルは
夜間の頻回授乳が原因のことが多いそうです。
赤ちゃんもちゃんと飲む気がなく、乳首の表面しか吸ってないことも多いので、傷がついたりするんだそう。
「夜間断乳をするとき、一晩はずっと泣くから覚悟をしてやってね。どんなに泣いても放っておくこと。それができないなら最初から夜間断乳にはチャレンジしない方がいいです! 散々泣かせてやっぱりかわいそうと飲ませてしまうと、もっとしつこく泣くことになる。翌日は寝付くまでは泣くけど、夜中はピタッと寝るようになるんです!」
「いつにやめようが、やめるときは泣くんです。それを今やるか、1年か2年か大変な思いをした後にやめるのか。それは、それぞれの好き好きで決めたらいいと思います」
北野先生のこのきっぱりとした言葉を聞いて
少しひるんだ方もいるかな…とも想像します。
私の経験を少し書かせていただくと
長女は夜間はほぼ添い乳で寝かせていました。
夜泣きがそこそこありましたし、断乳する1歳1ヶ月のときは3日ぐらい泣きました。
その経験から「添い乳だけはするまい!」というのが
次女を育てるときの目標。
夜中は眠くても起き上がって授乳して、終わったら「はい寝るんだよー」とトントンで寝かせる。
素人が経験則から編み出した方法でしたが、今、北野先生のお話を聞くと「正解だったのか!」と思うのです。
次女は夜泣きすることなく、夜間授乳もほぼありませんでした。
仕事復帰も早かったので、6ヶ月で昼夜ともに断乳し、以後はミルクで育てました。
三女もほぼそんな経過でした。
産後の体はとにかくラクでした。
私は母乳をあげることにこだわりがありませんでしたので、あっさりやめることに抵抗はありませんでした。
先生も言われるように「自分がどうしたいのか」が一番大事なのだと思います。
さてさて北野先生のブログタイトルにもなっている
「それ産婆に聞いてみよう」は定期開催していく予定です。
次回予定は9月。
また詳細が決まり次第、こちらでご案内をしますね。
どうぞお楽しみに
6/1からの利用案内、事前予約の方法や来所時のお願いはこちらをご確認ください
6/1からアーチがOPENします。
なにかとお願いばかりになり、ご不便をおかけいたしますが
以下を読んで拠点の利用をお願いいたします。
*開設日時:
月・火・水・金 9:00~11:00/12:00~14:00
木 12:30~14:30/15:00~17:00
・2時間ずつ、各5組までの入替制となります。
・予約の枠の時間内でしたら入退場は自由です。
・飲食は飲み物のみとさせていただきます。(ミルク・授乳はしていただけます)
・事前予約が必要です。
→「AirRESERVE」というネット予約システムを使って先着順で受付いたします。
*予約サイト(AirRESERVE)
https://airrsv.net/hiroba-arch/calendar
(メール受信制限をしている方は[@airrsv.net]のドメインを受信可能にしてください)
*予約数制限:1度に予約できるのは1枠限りです。
たくさんの方にお越しいただけるよう、
次回のご予約は拠点ご利用後に入力してください。
(例えば6/1(月)9:00-11:00にご予約いただいた場合、6/1(月)11:00以降に次回のご予約をしていただけます。)
・予約の画面の人数の入力欄には 親子1組の入力をお願いいたします。(例:親1人、子2人)で【1人分】)
定員数の枠に誤差が出てきますので、お手数ですが各ご家庭で1件づつの入力をお願いいたします。
*来所時のお願い
・ご自宅で検温をしてご来所ください。来所時にはマスクの着用をお願いいたします。
・風邪の症状などがある場合はご利用を控えていただけますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
・ほかの利用者さまと身体が触れ合う距離での会話はお控えください。
・現在 拠点内での飲食はできません。飲み物はOKです。
・初回ご利用の方は以下のファイルを印刷し、記入の上お持ちいただくと便利です。
*アーチの取り組み
新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として、以下の取り組みを実施し、安心・安全な場を提供できるよう努めております。
・来所持にも検温をさせていただきます
・手洗い・咳エチケット(マスク着用)の励行
・チェックリストに基づいた全スタッフの体調確認の徹底
・アルコール消毒液または次亜塩素酸水による全スタッフの手指やおもちゃの消毒の徹底
何かとご不便をおかけしますが、スタッフ一同みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!