カジュアルな発信とフォーマルな発信 | 【アプリボット戦記】最強エンジニアを目指す【しま】

【アプリボット戦記】最強エンジニアを目指す【しま】

サイバーエージェントに入社したエンジニアが最強エンジニアを目指すブログ。
アプリボット所属。

最近縁があって、とあるエンジニア就活メディアに記事を書かせてもらえることになった。
テーマは伏せるが自分が書きたい内容で、ブログであれば1時間くらいで書き上げるようなテーマ。

しかし、フォーマルな文章として多数の人に発信するとなるとそうはいかず、かなり時間がかかっている

・この内容でぶれなく伝わるのか
・メッセージの選択は適切か
・文章の構成は分かりやすいか
・一部の人にしか伝わらない表現を使っていないか


など、あーでもないこーでもないといいながら書いたり消したり書き直したりしている。
メディアの記事はブログと同じ感覚でさくっと書けるだろうと思っていたが、やっと

カジュアルな発信フォーマルな発信

の違いを感じた。

カジュアルな発信
まさにこのブログ1分間スピーチのような発信方法。
言葉や表現の正確性はあまりに気にせず
発信したいメッセージが端的に伝わること

が一番のゴールになる。
回数多く発信することも大事。
根拠が多少曖昧でも正確でなくても大丈夫。

正確だろうが無駄に長いことは悪であり
・メッセージがはっきりしている
・最低限伝えたい内容だけに絞られている
・分かりやすい文章orプレゼンの構成になっている
ことがチェックポイント。

表現の正確性が重要でない分、発信の速度が肝

フォーマルな発信
学会や国会など公式な場での発表や、印刷物などに出す原稿が上げられる。
カジュアルな発信同様、明確なメッセージはもちろん重要。
それに加えて
解釈に差が出ない確実な言葉選び根拠付けと、堅実な構成が重要

カジュアルな発信に比べ確実にめんどくさいが、
フォーマルな発信力こそ、人間の総合力が試される。

・印象に残る鋭いメッセージを出せるか
・正確な論理構成で納得させられるか
・多数に確実に伝わる間違いのない表現を出来るか
・無駄な内容を削ぎ落とせるか
・文体が整った文章に出来るか

など、上げるときりがない。

カジュアルな発信では、強めの言葉を使って勢いのあるメッセージを発していれば、それだけで話題になったりちやほやされたりする

しかし、フォーマルな発信ではそうはいかない。
勢いに頼ったメッセージの発信は幼く見えて一蹴されるだけ。

一見地味に見える論理や表現をどれだけ緻密に積み上げられるか

が問われる。
一発屋はありえない。

長期的に見て、フォーマルな発信をきちんと出来るやつが伸びてくる

というわけで、
勢い任せで
中身がすかすかの
ブログ記事
はもう辞めて
端的で論理だった記事
をたまには書きませんか?