トキワ荘の青春
私のような、普段漫画・アニメの類を一切見ない人間でも絶対知っている漫画家の皆さんの1950年代のお話。東京豊島区にある「トキワ荘」に、漫画の神様と言われる手塚治虫氏が住んでいた。売れっ子手塚氏が去った後、漫画家の卵たちが次々に入居してくる。そのメンバーがすごい。藤子不二雄A,B、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、鈴木伸一、森安直哉、寺田ヒロオ、近所に住むつのだじろうなどなど。「新漫画 党」を結成して、貧しい生活の中、お互いに助け合い、励ましあって頑張っていく。 売れに売れて、猫の手も借りたい石ノ森章太郎氏を、周りの売れない漫画家たちが一生懸命手伝う。あの赤塚不二夫氏も、売れない不遇の時代が長く、ご飯を食べるお金もなく、まさに漫画家をやめようか、というところまで追いつめられるが、ある編集者によって救われる。今、巨匠と呼ばれる漫画家の皆さんにも、こんな大変な時代があったのだ、ということを面白おかしく、切なく描いている。この映画は1995年の作品だけど、出演者もすごい。本木雅弘、阿部サダヲ、古田新太、生瀬勝久、鈴木卓爾、さとうこうじら、現在では主役級の役者さんが、多数出演している。セットも30年代の風景や時代が見事に描かれている。昔は、小説家や漫画家など、個人で頑張るというより、切磋琢磨しあいながら皆で頑張っている感がある。厳しいながらもいい時代だったんだなぁ、と思う。本日のパン。黒糖風味のレーズンパン。黒糖、シナモン、レーズン、くるみなど結構ハイカロリー、でも美味しい(笑)