「菊池寛」は学校で必ずその名前を習う有名過ぎるお方ですが、
作品に関しては全く読んだことがありませんでした
(実はこういう人すごく多い)。

先日のNHK「知恵泉」で特集をしていて、俄然興味がわいてきました。
あの芥川賞・直木賞の創設、「文藝春秋」社を立ち上げた人、
というので本当にびっくりしました。
作家としては「父帰る」「恩讐のかなた」「真珠婦人」など、
今までの純文学を娯楽ジャンルに広げた功績もあります。
大学卒業後は新聞記者(社会部)になり、庶民目線、大衆目線を学びます。
その後、ひょんなことから芥川龍之介の後押しもあり、
「無名作家の日記」を執筆します。
この小説は、実は芥川龍之介と自分のことを書いた内容で、
流行作家(芥川)に対する無名作家(菊池)の
心の奥からこみあげてくる嫉妬と、
どうすることもできない葛藤を赤裸々に描いていて、
この当時としては斬新な作品だったろうと思います。
そして、新聞小説「真珠夫人」が大ヒット作になり、
「文芸春秋」の創刊とつながり、文芸誌を総合誌へ押し上げ、
3000部だった発行部数をわずか5年で18万部にまで伸ばします。
その後芥川龍之介や直木五十六の死去をきっかけに
芥川賞・直木賞を創設し、作家たちの道づくりに貢献した、
と超短くかいつまんでいうと、こんな風に
純文学・大衆文学の発展、文芸のイベント化など、
当時としては本当に新しいことを次々に開拓していった人で、
柔軟な脳みその方だったんでしょうね。
たまにはこんな小説を読むのも面白いかと。
本日のパン。コーンハムパン。
総菜パンは美味し!です。

