やっと読めた、という感じです。
又吉直樹さんは、対談など聞いていると、
飄々としているけれど言葉遣いが面白く、
さすが芸人さんだなといつも感心していました。
まだ著書は一度も読んだことがなかったので、
先日10年ぶりに刊行された「生きとるわ」を読んだとき、
何だかわからないけどゾワゾワした感じ。
それならば、10年前に「芥川賞」を受賞した「火花」を読まねば、
と思った次第です。
「火花」か「花火」かなかなか覚えられない。
すでに映画にもなっているのですね。


kindle(電子図書)にダウンロードしていたので、
会社にもっていくバックの中にいれており、
隙間時間にちょっとずつ読んでいたので、本当に読み進めない。
というか、読み進む威力がなかなかわかない。
この作品が芥川賞に選ばれた理由は、
「作品そのものの力」だけでなく、
文学賞と言う制度が重視する「時代性、構造、作者性、社会的インパクト」が
すべて揃っていたから選出されたそうです。
芸人が「純文学を書く」という時代性が強烈で、2015年当時、
●芸人の言葉への信頼
●下積みのリアルへの共感
●才能と貧困のギャップ…
こうしたテーマが社会的に非常に刺さる時代だったようです。
「又吉直樹が書いた」という事実そのものが文学的価値として扱われたそうです。
万人受けする作品はなかなかないとは思いますが、
賞を選出するのも、大変なことだなあ、と
改めて思ったのでした。

