昨日は、映画「木挽町のあだ討ち」のあさイチを観るために、
早起きして隣町の映画館に出かけました。
9時上映のために7時45分出発、大変なことです。
この映画は、直木賞と山本周五郎賞を歴代3人目となるダブル受賞した、
永井紗耶子氏の同名小説の実写化作品。
この映画のために、何年練習しました、とか原作を読み込みました、
とかの熱い前宣伝なしで、とても分かりやすいけど、
作りは丁寧で、いい作品でした。
ちょうど最近、江戸時代の道頓堀の人形浄瑠璃や歌舞伎を描いた
「渦」を読んだばかりなので、
同時期の江戸の芝居小屋という背景がわかりやすく、
役者さんも芸達者な人たちで固め、
主役の柄本佑さんも軽さの中に深みもあって(すごい表現)、
個人的にとても良かったです。
美濃遠山藩士の伊納菊之助・なにわ男子・長尾謙杜、
江戸・木挽町の森田座を取り仕切る戯作(げさく)者・篠田金治の渡辺謙、
木戸芸者・一八役・瀬戸康史、立師の相良与三郎役・滝藤賢一、
元女形の衣裳方・芳澤ほたる役・高橋和也、小道具方の久蔵役・正名僕蔵、
久蔵の妻お与根役・イモトアヤコなど
この時代の仇討ちは、
自分の主君・父などを殺害した者を仕返しに殺すこと。かたきうち。意趣討ち。
武家時代には儒教的・武士道的観念から盛んに行われたが,
1873年(明治6)太政官布告により禁止された。
ということで、合法化されており、
仇討ちをかなえた人物は英雄化されていました。
この映画もこれがメインテーマですが、
その裏で行われていた事実を解き明かす、というテーマでもあります。
大の大人が力を合わせて、若者の(仇討ちを義務付けられた)
気持ちを汲んでやって、いかに助けるか、
何度も笑いのシーンもあり、場内もスッキリ爽やかでした。
「仇討ち」も「あだ討ち」になっているところがミソです。
時間も二時間で丁度いい感じです。


