「あまろっく」が何かも知らず、
「木更津キャッツアイ」とか
「飛んで埼玉」とか、
地名を入れたノリの題名かと思って観ました。
ただただ江口のりこさんの映画だというので、
まだ上映していることを祈って調べると、
一日一回だけど
お隣の市の映画館でやっていました!
結果、想像以上に面白い映画でした。
最近見た中では一番です。
明治時代後半から
工業化による地下水汲み上げによって、
地盤沈下の激しい尼崎市は、
市の1/3がゼロメートル地帯になっており、
台風が来るたびに浸水被害を受けるようになりました。
通称「尼ロック」と呼ばれる
「尼崎閘門(こうもん)」(閘門式防潮堤)によって
水害から守られるようになりました。
その兵庫県尼崎市を舞台に、
年齢も価値観もバラバラな家族が、
さまざまな現実に立ち向かうなかで
次第にひとつになっていく姿を描いた人生喜劇。
…と、ザックリ言ってしまうとこんな話ですが、
やっぱり江口さんがすごい。
理不尽な理由で、
成績優秀にも拘らずリストラされてしまう。
その時の部下に対するイラ立ち、
怒鳴り方、
本当にこちらまで怖くなるようなリアルさ。
家に出戻って、
再就職するでもなく、
グダグダしていると、
父親(笑福亭鶴瓶)が、
自分より遥かに若い娘(中条あやみ)と再婚し、
紹介される。
その時の更にヒートアップしたイラ立ち!
わかるわ~、と思うし、
なかなか受け入れられないでしょうね。
でも、この娘が本当に女神のようにいい人で…。
と、色々な事件が勃発しながら、
「人生に起こることはなんでも楽しまな」という
父親の信条の元、
最後まで泣き笑いのストーリーが続きます。
たくさんの伏線回復もあり、
二時間があっという間。
キャストが殆ど関西人なので、
セリフのリズム感がすごくいいですね。
期待以上にいい映画でした。
ちなみに、最近は
あまがさき観光局の
「あまがさき運河クルーズ」(ロケ地巡り)
というのがあるそうです。
尼ロック | あまがさき観光局【公式】 (kansai-tourism-amagasaki.jp)
今日は、帰りにもあるところに寄って、
楽しんできましたが、
それはまた続く。