先日。雑誌「ハルメク」主催の講演会に行ってきました。
ブログに記事を書きましたが、
アップする際にPCの不具合で記事消滅、
再現不可でめげておりました。
しかしこのブログは備忘録なので、
思い出しながら再度挑戦です。
瀬尾まなほさんは、瀬戸内寂聴さんの最晩年10年間の秘書で、
歳の差65歳ということでも話題でした。
瀬尾さんは、自身の就職難で切羽詰まっていた時、
たまたま知人の紹介で面接を受け、採用されたそう。
その時、瀬戸内寂聴が誰なのか、著書も読んだことが無く、
全く無の状態だったのが良かった。
というのは、寂聴さんのところには、
よく作家志望の若い女性が弟子志願でやってくるが、
こういう人は事務能力,家事などできない人ばかり。
瀬尾さんが、寂聴さんのことを知らなかったのが
良かったらしいです。
当時何人かいた他のお世話係の人も、
結局その後辞められたので、
最後はお二人での生活が続いたので、
本当に絆が深いですね。
たくさんの日常生活の写真や動画が紹介されましたが、
そんな様子がそこかしこに感じられました。
寂聴さんの晩年は、結構入退院を繰り返しておられましたが、
優しく付き添い、またお仕事面ではちょっとだけ厳しく接し、
本当にこの方で良かったな、と思います。
瀬尾さんは寂聴さんに新しいものをどんどん紹介し
(スマホやラインなど)
寂聴さんも瀬尾さんの文章を書く才能を発掘し、
本も何冊も出版されています。
また、寂聴さんは子どもが苦手だと言っていたけど、
新しく誕生した瀬尾さんの子供さんをたいそう可愛がり、
色々な行動を人間の新たな発見だといって
面白がっていたそうです。
お互いにない所を補い、お互いに学んで、
寂聴さんも精神的に若返り、
瀬尾さんも人生の様々なことを学び、
本当に素晴らしい10年だったのだろうな、と思いました。
これから先も、瀬尾さんが語り部として、
寂聴さんの功績を語り続けて行かれるでしょうね。
心温まる講演会でした。