昨日は、月一のホール映画「ファミリア」を観に行きました。
(2023年㋀発表作品)
主演は、今話題の役所広司さん、息子役に吉沢亮さん、
脇を固めるのが佐藤浩市、松重豊、中原丈雄、室井滋などのベテラン勢、
更に世界的ベーシストのMIYAVIなど、
見ないわけにはいかないでしょう、の俳優の方々。
それにしても役所さんの近年の活躍は凄いですね。
先日はカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞していましたね。
その時は公共トイレの清掃員役、今回は陶芸家です。
結構作業の映像も流していたので、
それなりの練習も大変だったでしょう。
それで、陶芸家の話かというとそうではない。
現在、約280万人の外国人が暮らしている日本。
その中のブラジル人を中心に、
実際にあった事件などをもとに描かれた
オリジナル脚本です。
実際にオーディションで選ばれた
日本で暮らすブラジル人の若者や、
ヒップホップグループGREEN KIDSの
「当事者」の演技は、
演技とは思えないリアリティーがありました。
誠治(役所広司)をはじめとする彼らの、
国籍や育った環境、話す言葉などの違いを超えて
家族を作ろうとする想い、
大切な人と共に生きていきたいという願いは、
どんな憎しみよりも強靭な無償の愛へと昇華し、
殺伐としがちな現代に温かい希望の明かりをともしてくれるだろう。
(HP解説より)
長年暮らしていても受ける人種差別、
そこから抜け出せない人々の葛藤、
それを救おうとする人々。
様々な人生がみられる秀作だと思いました。
それにしても役所さんをはじめとする
おじさん俳優の活躍、すごいですね!
実力のある人はいくつになっても、
どんな役でもなんでも演じられるいい見本!のような方です。
本日のパン。久し振りの塩パン。
この味は日本人向けだなぁ。