上京がなくなったので、毎日が予定なしだ。

 

一昨日は、高校卒業以来ウン十年ぶりに友人に会った。

 

彼女は2002年に、6歳から15歳までの5人の子供たちとともに、ご主人の転勤でアメリカに移住した。

という話は、彼女のお母上から時々聞いていたが、そのお母上の介護のために、只今短期に帰国しているという。

 

ひょんなことから、会う機会ができ、3時間近くも機関銃の如く喋りまくった。

本当に人の人生は、想像以上の物語だ。

 

全く英語も喋れないのに、5人も学校に入れないといけないということは、どれだけ大変だったろうか、毎日が戦争だったろうなあとつくづく思う。

どうやって手続きなどやっていたのだろう。

この逞しさには脱帽だ。

 

 

今日は、ダラダラ読んでいた本を、やっと読み上げた。

 

林真理子さんの「李王家の縁談」。

 

 

 

 

去年、秋篠宮真子さんが結婚されたころに発刊され、いかにもタイムリーように言われていたが、実際はもっと早くから「文芸春秋」に連載されていた。

 

皇族華族の内面をこれほど正確に描ききった小説は
読んだことがない。傑作である。――歴史学者・磯田道史


いつの時代も、高貴な方々の結婚問題はむずかしい――
梨本宮伊都子妃は、娘・方子女王の結婚相手探しに奔走していた。
なかなか身分の釣り合う婿が見つからないのだ……。
方子女王が皇太子妃になる道が潰えた今、方子がみじめな思いをしないように、
一刻も早く、良縁を見つけてやらなければならない。

聡明で率直、そして行動力に溢れた伊都子妃は、誰も思いつかなかった方法で、
娘の方子女王を〈皇太子妃〉にする道を見つけ出すが……。
そのために乗り越えなければならない課題は、伊都子妃の想像を越えるものだった。

高貴なる人々が避けては通れない縁談を軸に繰り広げられる、ご成婚宮廷絵巻が幕を開けます。

(文春HP)より。

 

 

大正、昭和初期の皇室の縁談は、主に母親が結婚相手を探し、娘、息子もほぼそれに従い、世の中をひっくり返すような大騒ぎはなかったようだ。

朝鮮の李王家も巻き込んで、とにかく出演者(笑)が多いので、手元にメモを作って家系図を作りながら読んだ。

 

 

史実に基づいているので、当時の歴史的背景を知るのも面白い。高貴な方の結婚は大変だったんだなあ。

今更ながら,平民で良かったよ。

 

真子さんも、ご主人が試験に合格して、人々からとやかく言われない穏やかな生活が早く送れるといいですね。

 

本日のパン。レーズンバターロール。

ちょっと焼きすぎか!