本編に入る前に告知をさせてください。

インドネシアのNasional Batik Dayにインドネシアの老舗革靴ブランド「Mario Minardi」とバティックブランド「Garuda Kencana Batik」とコラボレーションした際の映像が公開されています。

 

 

是非、撮影の裏側をご覧ください。

最高にかっこいいインドネシアの革靴ブランド「Mario Minardi」の商品は以下からチェックできますので興味が湧いた方はクリック!

 

 

 

さて、昨日インドネシア政府より「PPKM:公衆活動制限」に関する発表がありましたので、今日はその内容を一緒に見ていきましょう!

 

 

まず結論から言うとジャワ島・バリ島を中心にインドネシア全国に発令されている「PPKM:公衆活動制限」の10月18日までの延長が決まりました。

これについては驚くことはなく、新型コロナウイルスが「パンデミック:伝染病」と認定されている限りは「PPKM:公衆活動制限」は続くとルフット海洋投資調整担当大臣は発言しているので、10月18日以降も続いていくことはほぼ決定しています。

 

気になるのはその中身なのですが、昨日もいくつかの重要な発表がありました。

「PPKM:公衆活動制限」ジャワ島・バリ島統括のルフット大臣が会見の中で語った発表は大きく分けて6つあったので、それを記事に沿って読んでいきましょう。

今日もわかりやすく要約していくので、褒めてください!(笑)
#記事のタイトルには7つと書いてありますが記事の内容を読むと6つです
#ちゃんと数えて!笑

 

 

  1. 「PPKM:公衆活動制限」2週間の延長
    これは先ほども書きましたが、「PPKM:公衆活動制限」の10月18日までの延長です。具体的な内容について全てが明らかになったわけではありませんが、この2週間の中で様々な試験的制限解除が行われることも併せて発表されています。
     
  2. ブリタールを「PPKM:公衆活動制限」レベル1に設定
    こちらが大きな発表の一つになりますが、東ジャワ州にある小さな町ブリタールがジャワ島・バリ島内では初めて「PPKM:公衆活動制限」レベル1に設定されました。

    レベル1というと政府の説明では「New Normal:新しい生活様式」に則った警戒レベル最低のほぼパンデミック前と変わらない生活ができる状態と規定されています。これは試験的な措置で、政府はこれから調査団を送りレベル1になるとどのような効果や影響があるのかを経過観察するとのこと。

    ブリタールは「WHO:世界保健機関」が定めるワクチン接種の基準を満たしており、感染者数もほぼいないことから今回の試験モデルに選ばれたそうです。ここでの経過観察が今後のインドネシアの「New Normal」生活の規定作りの土台になりそうなので注目です。
     
  3. ジャワ島・バリ島内でのレベル3地域が107に増加
    2週間前に84だったレベル3の地域が、今週107に増加しました。これはレベル4からレベル3に下がっている場合もあれば、レベル2からレベル3に引き上げられた地域も存在しています。

    ルフット大臣はレベル2からレベル3に引き上げられた地域に関して感染者が増加しているわけではないがワクチン接種の数・スピードの基準を満たせていない為、警戒レベルを上げている地域があると発言しています。
    ジャカルタ周辺地域で見ると特にボゴール、タンゲラン、ブカシはワクチン接種数がなかなか上がっていないことからレベル3据え置きとなっているとのこと。
     
  4. 指定6地域でスポーツジム/フィットネスが解禁
    ジャボデタベック(ジャカルタ・ボゴール・デポック・タンゲラン・ブカシ)、バンドゥン、ソロ、スマラン、ジョグジャカルタ、スラバヤという6地域について、キャパシティーの25%以内でスポーツジム/フィットネスが解禁されました。もちろん政府発行アプリの「Peduli Lindungi」の登録とワクチン摂取証明、トレーシングが必須ですが、ようやく屋内のスポーツ施設もこれで開いてきそうです。
     
  5. 映画館内での飲食提供を再開
    先々週から徐々に開き始めている映画館ですが、ここ2週間はまだ館内での飲食が禁止でした。本日から館内での飲食が許可され、ポップコーンや飲み物の販売が再開されることになりました。映画といえばやっぱりポップコーンですよね〜!(笑)
    これで僕が出演したホラー映画「Ivanna」も公開に一歩近づいたと言えそうです。とはいえ、未だに公開予定時期ははっきりしていないので、また分かり次第このブログにも書いていきたいと思います!
     
  6. 感染状況はかなり改善しているが、ぶり返しに注意
    ここ2週間でもかなり感染は収まってきているし、最も酷かった7月15日に比べると感染者の数は98.7%減となっている。これまでの取り組みが奏功したことには感謝と安堵をしつつ、ぶり返しや再び感染の波が発生する場合もあるので政府としては注意深く経過を観察していくし、国民のみんなも各々に注意して過ごすことが強調されています。


という6項目が昨日発表されました。

「PPKM:公衆活動制限」の効果測定自体は毎週月曜日に行われるので、来週に諸々の数値を見て試験的な規制緩和が行われる可能性もあるようです。

 

ジャワ島とバリ島の各都市がレベルいくつになっているかは以下の記事内から確認できますので、興味がある方はどうぞ。

 

 

さて、ジャワ島とバリ島以外に少し目を向けてみると、未だにレベル4に設定されている地域も存在しています。

 

 

Pidie県, Bangka県, Padang, Banjarmasin, Bulungan県、Tarakanという3つの県と3都市に関しては未だに「PPKM:公衆活動制限」がレベル4に設定されています。

2週間間の時点では10の地域がレベル4に設定されていたので、そこから4地域はレベル3に下がっているのですが、依然として警戒レベルが高い地域も存在しています。

 

地方はなかなかワクチンが行き届いていない場合も多く、警戒レベルをワクチン接種の観点から見て下げられないという要因もありそうです。

ワクチン接種の都市集中は顕著で、ロジスティックなどの問題もありなかなか地方にワクチンが回っていない現状はインドネシア政府としても課題としているところです。

 

以上が、簡単ではありますが昨日の記者会見での発表でした。

これ以外にもいくつか取り上げておきたい項目があるので、それはまた明日の記事で紹介したいと思います。少しでもあなたの役に立てば幸いです。

 

それでは、あなたにとって今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。