本編に入る前に告知をさせてください。

現在開催されている「東京2020パラリンピック」

そのパラリンピックに車いすバスケットボール女子日本代表として出場している網本麻里選手にインタビューした動画が公開されています!

 

 

インタビューは日本語にて行い、インドネシア語の字幕を付けています。

2018年にジャカルタで行われた「Asian Paragames 2018」にも日本代表として出場していた網本選手、僕はそこで初めて網本選手とお話しさせて頂いたのですが、その時の思い出話も聞かせてもらっています。

現在予選リーグ2勝1敗と好位置に付けており、今日予選突破を賭けたドイツ戦がまさに今(日本時間11:15)行われています!!

 

 

是非、熱い応援と共にインタビュー動画も観て頂けると嬉しいです。

よろしくお願いいたします!

 

さて、今日は特にテーマを決めずに書いてみたいと思います。

と言っても、結局は新型コロナウイルスとは離れられないのですが…まあ、そういう世の中なんで仕方ないですね。

 

今日久しぶりに朝、ジャカルタの中心部を南北に貫く目抜き通り「スディルマン通り」を散歩してきました。

2週間前に散歩した時よりも人通りはやっぱり増えていて、歩いている人、ジョギングしている人、自転車に乗っている人、ローラースケート(もしくはローラーブレード)を履いている子供たちがはしゃいでしました。

 

今日、歩いていてすれ違う子供たちが結構な確率でローラースケート履いてたんですけど、最近ローラースケート流行ってるんですか?

#ジャカルタで光GENJIブーム来てるんですか?

 

新型コロナウイルスが初めてインドネシアに入ってきたとされる2020年3月より以前は、毎週日曜日の朝6:00〜11:00までこの目抜き通り「スディルマン通り」は「Car Free Day」と呼ばれる歩行者天国になっていて、それはそれは物凄い数の人がこのイベントを楽しんでいました。

 

#CarFreeDayだけどバスは通るよ!

#危ないから自分たちで注意して避けてね!

#2018年の記事

#懐かしいなぁこの賑わい

 

この「Car Free Day」に参加することで現在のジャカルタのトレンドがわかちゃったりするような感じで、ジャカルタに巻き起こった自転車ブームなんかもこの「Car Free Day」でその勢いが決定づけられたところもあります。

 

もう一年以上この「Car Free Day」は開催されていませんが、この先コロナに関する諸々の数値が改善し、ワクチン接種率が安全なレベルまで達したら再開される可能性はもちろんあり、この「Car Free Day」が戻ってくることがジャカルタが日常を取り戻したかどうかの一つの指標になりそうですよね。

 

僕らミュージシャンもこの「Car Free Day」にはお世話になっていて、以前は道の至る所で小さな音楽イベントやステージもあったりしたので、僕も奥さんのバンドMOCCAもたまに歌ったりしていました。

また日曜日の朝に歌える日常が戻ってくるといいな。

 

そんな、インドネシアの新型コロナウイルスの8月28日時点での数値は以下のようになっています!

 

 

新規感染者数:10,050

回復者数:18,594

死者数:591

 

となっています。

依然としてここ2週間と同様に回復者が新規陽性者を上回っているので、ことジャカルタに関しては病院や隔離施設などにもかなり余裕が出てきています。

以前のように病院に入れない為に自宅隔離・療養を余儀なくされるといったニュースや酸素が足りていないというような報道もほとんど見かけなくなりました。

 

ただ、この記事のタイトルにもあるのですが、「検査数」が以前よりも下がっているのでそのせいで新規陽性者が低く抑えられている可能性も否定できません。

症状はないが潜在的にウイルスを持っている人はまだまだ多くいるのが現状かもしれません。

 

さて、ジャカルタのデータも見てみましょう。

 

 

ジャカルタの昨日の新規陽性者は「468人」で、死者数は「10人」です。

完全に峠を越えた感があります。

ちなみに、昨日の東京の新規陽性者は「3,581人」で、死者数は「19人」です。

ずっと日本のメディアで「インドネシアの感染がやばい!」って言われてきましたが、今や日本もやばいですからね(笑)

 

それはここ一ヶ月以上行われてきた「ソフトロックダウン」とも言えるような政策が功を奏したということなのか、検査数をコントロールして抑えたように見せているのか、ジャカルタにいる人は症状のある無しにかかわらず殆どの人が既に一回かかってしまったのか、はたまたワクチン接種を急スピードで進めていることが一定の効果を生んでいるのか、それはわかりませんが必要以上に怯えなくて良くなったのは日常を取り戻す上でとても大切なことだと思います。

 

ジャカルタは2021年7月12日に新規陽性者「14,169人」を記録していました。

その頃から比べれば状況が改善していることは間違いなく、このまま順調に進んで欲しいです。明日月曜日に再び「PPKM:公衆活動制限」の効果測定からのレベル調整が行われますが、これまでも学校の対面授業が再開になったり、飲食店の店内飲食が一定の規制の下に可能になったりと、一歩一歩進めているので期待したいです。

 

インドネシアと日本は実質的な「ロックダウン」はこれまで一度も行なっておらず、あくまで経済もギリギリのところで回しながら新型コロナウイルスに対応しようとしているという点で似ています。

マレーシアやシンガポール、タイやベトナムは「ロックダウン」を行なっていて、外出禁止令なども発令されて、強制力を伴ってコロナに対抗しています。

 

ただそんなインドネシアと日本も少し状況は違っていて、インドネシアの場合は法律や各地自体が制定する政令などで規則やルールが明示されています。

これには罰則も規定されていて、強制力が伴っているものも多くあります。

#もちろん抜け穴はたくさんあるし

#従ってない人たちもたくさんいるけど

 

逆に日本は規制のほとんどが基本的に「お願い・要請ベース」で、日本に住んでいる方はよくそれで従って、収まっているなぁと感心してしまいます。

「お願い・要請ベース」ってすごいふわっとしていて、従う方もそれを監視する方も基準がはっきりしないが故にストレスしか感じないと思うのですが、それで回っている日本はすごい国だなと外から見ていて改めて思います。

 

基本的なモラル、概念、スタンダードなどがある程度国民間で共有されていて、そこに同調していくか、その枠の中で生きていくことを強く求められる社会はよく言えばまとまりがありますが、ともすればその枠組みを根本から変えたり、その外に飛び出してみるという思考を徐々に削いでいくのかなと思ったりしています。

 

そんなことを考えてスディルマン通りを歩いていたら、少年・少女たちにすれ違いざまに「Buset! Tinngi banget!!:うわっ!めっちゃ背高っ!!」って言われました。

 

 

なんか思わず吹き出しちゃいました。

やっぱり人と関わるっていいですね。

 

というわけで、とりとめもなくつらつらと書いてしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました。良い週末をお過ごしください!

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。