本編に入る前に告知をさせてください。

加藤ひろあきが、インドネシア語の翻訳家西野恵子さん、上智大学の文化人類者の福武慎太郎さんと共に翻訳を手掛けたインドネシアのベストセラー小説「珈琲の哲学(原題:Filosofi Kopi)」が好評発売中です。

 

 

表紙のデザインはグラフィックデザイナーの田中未来氏にお願いし、部屋のインテリアとしておいても映える素敵なデザインにしてもらいました。

インドネシアのベストセラー現代作家である「Dee Lestari」氏のキャリア初期の短編集で、映画化されてスマッシュヒットを記録した短編「Filosofi Kopi」も収録されています。

「あなたとインドネシアを繋ぐ、人生と愛のテーマ18篇」、是非お手に取ってお楽しみいただければと思います!

 

 

 

 

さて、今日は昨晩ジョコ・ウィドド大統領から発表された「PPKM Level4 : 公衆活動制限レベル4」の今後についてニュースを見ながら、その内容を紹介していきたいと思います。詳細については在インドネシア日本大使館のホームページにも随時更新されていますので、そちらもご参照ください。

 

 

昨日、大統領からどのような発表が行われたのか、動画がありますのでインドネシア語がわかる方はそちらをどうぞ。

 

 

結論としては、「PPKM:公衆活動制限」は8月30日まで延長されることが決定しました。延長は決定したのですが、ジャカルタとその周辺都市、いわゆる「ジャボデタベック」(ジャカルタ、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブ(ベカシ))、バリ島の一部の地域、バンドゥン、スラバヤで公衆活動制限のレベルが「4」から「3」に引き下げられました!!

 

 

「レベル3」の内容に関しては、これまでのブログの中でも紹介してきましたが、ここ1週間ジャカルタ、スラバヤ、スマラン、バンドゥンにて行われていた「実験的規制緩和」策そのままのルールです。

 

 

上記のブログ記事にも書いてありますが、例えば祈祷施設でのお祈りが可能になったり、モールが開店したり、飲食店での店内飲食が一定のルールのもと認められたりしています。

「公衆活動制限レベル3」はこれらを基本的には継続ですが、今回「レベル4」のままとなっている地域もあるので、それらの地域は以下の記事の中でチェックできます。

 

 

ざっと見てみると、バリ島はまだほとんどの地域でレベル4が継続されたままですし、感染者数が増加傾向にあるジョグジャカルタなどの中部ジャワや東ジャワはレベル4のままです。

レベル4はモールも完全閉店だったりするあのルールなので、バリ島や観光地としても有名なジョグジャカルタは経済的にも非常に厳しい状況が続いています。

 

 

こちらの記事は連日このブログでも書いていることではありますが、「PPKM:公衆活動制限」自体はパンデミックが続く限りなくなることはないよというルフット大臣の発言です。パンデミック、新型コロナウイルスの脅威がある限りは「公衆活動制限」が完全に解除されることはなく、レベルの上げ下げで規制内容を変えながら対応をしていくので、国民のみんな協力よろしくぅ!と言っています。

 

 

政府はこれに併せて、「Prokes Hidup Berdampingan Bersama Covid-19」といういわゆる「With コロナ」を前提とした行動指針、健康プロトコルを策定中です。

こちらは様々な専門家や団体に話を聞きながら、9月発表に向けて準備を行っているそうです。

この中には「ライブミュージック・コンサートの開催」も明記される可能性が高いとのことで、エンタメ界はいまかいまかとその時を待ちわびています。

方針さえ示してくれれば、それをクリアする方策は練れるので。

頼むぞー!!!!

 

 

あ、あと一点。

基本的にはジャカルタ市内で復活している「ナンバー偶数・奇数規制」は基本的に今後も継続される方向なので、ジャカルタ在住の皆さんは気をつけてくださいね〜!

 

というわけで、今日は以上です。

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。