本編に入る前に告知をさせてください。
本日のインドネシア時間20:00（日本時間22:00）に加藤ひろあきのインタビューコンテンツ「HIRO TALK」が投稿されます。
インタビューのゲストにお迎えしたのは、TBS「世界のど自慢ザ・ワールド」で見事優勝を果たしたインドネシアのシンガー「イチャ・ザーラ」さんです。
なぜそもそも日本語に興味を持ち、日本語が話せるようになり、この番組に参加しようと思ったのか、そしてその後生活がどのように変わったのかなど、ざっくばらんにお話しさせて頂いています。
全編インドネシア語にはなってしまうのですが、是非お時間ある方はご覧いただけますと幸いです。お楽しみに！
さて、今日も「PPKM LEVEL4：公衆活動制限レベル4」が発令中のインドネシアはジャカルタから記事を書いていきたいと思います。
今日も新型コロナウイルスに関するニュースを中心にいきたいのですが、ちょっとこちらのニュースを見てもらってもいいですか？
記事のタイトルは「アーティストのディナール・キャンディがポルノグラフィー、電子取引、情報に関する法律違反容疑」
さて、ここで問題です。
この「Dinar Candy」さん、何をしてこの容疑をかけられたのでしょうか？
正解は、「公道でビキニを着て、『私は公衆活動制限が延長されてストレスです！』と書かれたプラカードを掲げた』」でした！
この「ディナール・キャンディ」さんは結構お騒がせタレント兼ユーチューバーで、いわゆる「エロ」系のコンテンツにかなり厳しめのインドネシアの風潮に逆らうかのように際どいコンテンツを常に連発しているセクシータレントです。
こちら、インドネシアで人気の日本人YouTuber「Daisuke Botak」さんのチャンネルにディナールさんが出ている動画なのですが、サムネイルを見て頂いてもわかるように大きめのお胸を強調して、色々と過激な発言をかましています（笑）
そんなディナールさんが、今回そのキャラクターを地でいくような抗議行動と逮捕劇、ネット民は大抵が冷ややかな目で見つつも、このお胸でのビキニには男性陣が食いついているのはもちろん、「公衆活動制限延長にはうんざり」という感情はみなの心にもあり、面白半分で拡散する人も多く、見事にバズっています。
インドネシアでビキニを着て道に立つって、日本でそれをやるのとは訳が違うんですよ。まあ、そりゃ日本でも急に道にビキニの人が立ってたらびっくりはしますけど、場所によっては、例えば新宿とか渋谷とかでそんなことになってても、「あぁ、何かのお店の女の子がキャンペーンとかでやってるのかな」とかで結構流せちゃったりすると思うんです。
でもイスラム教徒が人口のほとんどを占めるこの国でそれをやるなんて、頭のネジが2~3本飛んでないと絶対にできない荒業です。
ディナールさんが行ったこと自体は決して褒められることではなく、警察に連行されてしまったのも頷けるのですが、その一方でコンテンツに対する、そして自分のキャラクターを演じ切るというその精神力の強さと覚悟には見習わなきゃいけない点があるのではないかと、このニュースを見て思ったりしました。
でも逮捕されたりしたら身も蓋もないので、そんなことは絶対にしませんが、何かを成し遂げるには覚悟というものは絶対に必要です。
この後、ディナールさんにどういう処分が下るかはわかりませんが、そっと見守りたいと思います。
#いや、お会いしたこともないケど
今日はディナールさんの話題で一人で盛り上がってしまったので、この後一本だけインドネシアメディアの記事を紹介してブログを終わりたいと思います。
昨日のブログに「ワクチン接種は加速していくと思うよ」ということを書いたのですが、この記事はその方針を反映する政策の一つです。
「ジャカルタ特別州は12歳から17歳をターゲットにしたワクチン接種を8月17日までに完了させる」という方針を発表しました。
これは一年半以上続いているオンラインでの学校教育をいい加減終わりにし、対面して授業を受けられるようにする為に行われるものだと説明されています。
ジャカルタ特別州内でも地域によってかなりばらつきがあるものの、概ね30~50%くらいの子供たち（12歳〜17歳）への接種が完了しており、これをさらにスピードアップし、独立記念日の8月17日までに完了するように取り組んでいくとのこと。
「公衆活動制限レベル4」がもう一回延長されて独立記念日までになり、独立記念日に「公衆活動制限活動解除」を「独立」の文脈とともに大々的に発表するのではないかとの憶測もあって、子供たちへのワクチン接種完了予定日を見るとそれもあながち嘘ではないのかなと思ったりします。
まあ、あくまでネット民の眉唾物の噂ですが・・・。
というわけで、今日はインドネシアから二本のニュースをお届けしました。
それではあなたにとって、
今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。
ひろ。