本編に入る前に告知をさせてください。

先日、ファンイベントで集まったお金を孤児院に寄付させて頂いた動画を公開しました。

#この映像は「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」前に撮影されたものです。

 

南ジャカルタのクマン地域にある「Rumah Yatim」という孤児院に直接お金を手渡させて頂きました。この孤児院には様々な理由から両親を亡くしてしまった子や、経済的な理由などで両親が育てることができずにこちらに引き取られた子などが共同で生活している孤児院で、みんなここから学校に通っています。

 

新型コロナウイルスの状況もあり長く滞在はできず、子供たちともあまり交流できませんでしたが、それでも帰り際に笑顔で手を振ってくれて、最高に可愛らしく、またこれからも継続して支援していきたいと思いました。

是非、映像をご覧いただければ幸いです。

ファンイベントに参加し、寄付して頂いた皆さんありがとうございました!

 

 

さて、今日も「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」8日目、インドネシアのコロナ関連のニュースを紹介していきたいと思います。

 

まずは、大きな動きがありました!

昨晩、在インドネシア日本大使館から以下のようなメールが入りましたので、こちらに引用させて頂きます。

 

●7月9日、当館は、インドネシア外務省から、外国人の国内外の移動規制に関する当地外交団宛て回章を受領しました。これにより、一部規則が緩和されました。


国際線への乗継ぎのための国内線による移動、親が同伴する12才未満の子どもの入国及び国内線による移動には、ワクチン接種証明書の提示は不要となりました。また、一時滞在許可(KITAS)/定住許可(KITAP)を持たない外国人であっても、インドネシア国内でワクチン接種が可能となりました。


●出国の際に同一都市圏を越えて陸路で移動する場合にワクチン接種証明書が必要となるかは、確認中です。出国のために陸路で移動される方は、国際線の航空券等を携行してください。


●インドネシア政府は、引き続き、不要不急の国内外の移動を行わないよう呼びかけています。国内の深刻な新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、緊急性を伴わない国内移動はできるだけ延期するなど、安全確保に努めてください。

1.インドネシア政府による国内外の移動規制に関し、当館からインドネシア政府に見直しを働きかけてきたところですが、7月9日、当館は、インドネシア外務省から、政府の新型コロナウイルス対策ユニットによる国内移動規制に係る通達(通達第14号)及び国内外移動規制に係る通達(第8号通達の追加通達)に基づく外国人の移動規制に関する当地外交団宛て回章を受領しました。

2.この回章によれば、一定の条件の下で、出国を目的として外国人が国際線乗継ぎのために国内線による移動を行う場合や、12才未満の子どもが親同伴でインドネシアに入国する場合や国内線による移動を行う場合は、ワクチン接種証明書の提示が不要となるなど、一部規則が緩和されました。また、一時滞在許可(KITAS)/定住許可(KITAP)を持たない外国人であっても、インドネシア国内でのワクチン接種が可能となりました。

3.この回章による通知内容は以下のとおりです。
(1)外国人が国内移動を伴わずに出国する場合、ワクチン接種証明書の提示は不要。
(2)12才未満の外国人が親と共に移動する場合、インドネシアへの入国及び国内線での移動の際に、ワクチン接種証明書の提示は不要。(当館注:12歳以上の場合にはワクチン接種証明の提示が必要と解されますが、引き続き運用を確認中です。)
(3)健康上の理由によりワクチンを接種できない外国人が国内外の移動を行う場合、ワクチン接種証明書の提示は不要。ただし、当該外国人がワクチン接種に不適である旨の専門医の説明書等の書類を提示しなくてはならない。
(4)インドネシアに入国する外国人は、居住地・国で有効で、かつ、保健当局又はワクチン製造メーカーのワクチン接種方針により必要とされる回数のワクチン接種を完了したこと示す接種証明書/カードを提示しなければならない。
(5)航空機又は船舶の外国人乗員が勤務中でインドネシアからの出国を予定している場合、ワクチン接種証明書の提示を免除される。
(6)外国人が、ワクチンを接種しておらず、出国を目的として国際線乗継ぎのために国内線で移動する場合、ワクチン接種証明書の提示は不要。ただし、地方空港又は最寄りの検疫事務所(KKP)が国内移動を許可していること、最終目的地を外国として、地方空港から乗継ぎ経由地である国際空港へ向かい出国する「ダイレクト・トランジット」であることを示す航空券を提示することが必要。また、乗継ぎにあたり、空港エリアの外に出てはならない。
(7)60才以上、教育関係、その他特定の外国人は、パスポート及び一時滞在許可(KITAS)/定住許可(KITAP)の原本を係員に提示すれば、医療施設や中央政府・地方政府・国営企業・地方公営企業が提供する会場、その他保健省指定の会場において、政府主導ワクチンプログラムによるワクチン接種を受けることができる(当館注:無料のワクチン接種を意味すると考えられます。)。
(8)その他の外国人は、パスポートの原本を係員に提示すれば、国営企業・地方公営企業が提供する会場や保健省指定の会場において、企業主導ゴトンロヨン・ワクチンプログラムによるワクチン接種を受けることができる(当館注:当館から確認したところ、スカルノ・ハッタ国際空港の接種会場で外国人もワクチンを有料で接種できるとのことです。ゴトンロヨン・ワクチンプログラムでは、これまでシノファーム社製のワクチンが使われています。)。
(9)外国人に対し、保健プロトコールを遵守し、不要不急の国内外移動を行わないよう呼びかける。

4.出国の際に、同一都市圏を超えて陸路で移動する場合にワクチン接種証明書の提示が必要かは、確認中です。出国のために陸路で移動をされる方は、出国目的の移動であることがわかるもの(国際線のチケット等)を携行してください。

5.インドネシアにおける新型コロナウイルス対策のための措置は、突然変更される可能性があります。邦人の皆様におかれても、最新の関連情報の入手に努めてください。

6.現在、インドネシアでは、ジャカルタ首都圏を始めとしたジャワ島を中心に、新型コロナウイルス感染が急激に拡大しています。在留邦人の皆様におかれては、感染状況やインドネシア政府による措置等に関し、最新の状況に注意するとともに、今後、感染状況が更に悪化する可能性も念頭に、御自身や御家族の安全の確保に努めてください。インドネシア政府は、国内の深刻な新型コロナウイルス感染状況を受けて、不要不急の移動を控えるよう強く呼びかけています。緊急性を伴わない移動はできるだけ延期するなど、安全確保に努めてください。

赤字で示されている箇所が非常に重要で、インドネシアに住んでいる外国人がインドネシア国外への国際線に搭乗する前提での国内移動には「ワクチン接種証明」が必要なくなりました!

これは朗報!!

数日前まではインドネシア人・外国人問わず飛行機に乗る際には最低一回目のワクチンが終了している「ワクチン接種証明証」が必要となっていたので、そこから大きく前進しましたね。これで、ワクチン接種をまだ行っていない外国人も飛行機で出国できるようになりました。

 

ただ、引き続きインドネシア政府は不要不急の国を跨いだ移動は控えるように通達していて、入国も出国も以前厳しいチェックが行われていることには変わりありませんので注意してください。

 

「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」8日目、問題になっていた酸素の供給ですが、外国からの輸入が本格的に始まっています。

 

 

オーストラリアからは1000台の人工呼吸器が届いています。

その他にもオーストラリアからは250万本のワクチン、酸素濃縮機、酸素ボンベ、Antigenテストキット、その他様々な医療器具が段階を追って送られてくるそうです。

 

インドネシアはオーストラリア以外にもシンガポール、アメリカ、オランダ、日本、イギリス、アラブ首長国連邦、インド、中国などから同様の医療的支援を受けています。こういった国々からの支援で少しでも状況が改善することを祈りたいと思います。

 

西ジャカルタのクボンジュルックのとある地域では自治体が行っていた「小規模ロックダウン」が解除されたというニュースが出ています。

 

 

この地域は元々クラスターが発生していることを表す「Zona Merah:レッドゾーン」に指定されており、自治体が「Lockdown Mikro:小規模ロックダウン」を行っていました。ニュースの中の写真にもありますが、この地域に住んでいる住民は「レッドゾーン」と表示してある横断幕から外のエリアに出れないことになっていましたが、この度、無事にクラスターから回復し「Zona Hijau:安全地域」と判定されたことから、局地的な「ロックダウン」が解除されました。

 

連日、物凄い数の新規陽性者の発表があり不安になったりもしますが、それと同時にこうして回復したり、危険地域から安全地域に状況が好転している地域も多くあるので、根気強く続けていくことが大事なのだろうと思います。

 

 

こちらの記事はバリ島についての記事です。

 

今回の「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」はジャワ島だけでなく、バリ島にも同時に発令されているので、バリ島も様々な対応を余儀なくされています。

 

観光・創造経済大臣のサンディアガ・ウノ氏が進めていた「Wisata Vaksin:ワクチン接種旅行」「Work From Bali:バリから働こう」キャンペーンは一時的に凍結すると発表されました。

このキャンペーンは観光業で非常に大きな損害を受け、困難な状況に置かれているバリ島経済を支援するためにサンディアガ・ウノ大臣が肝入りで進めていた計画でしたが、現在の新型コロナウイルスの状況を鑑みて延期するとのこと。

 

ただ、サンディアガ・ウノ大臣はコロナの状況が今よりも収束し、ワクチン摂取が70〜80%まで到達し、入国から出国までの追跡システムが完備されれば外国からのバリ島への観光客を受け入れる、その為の準備を引き続き進めていくも発言しています。

 

 

そんな中、バリ島で新型コロナウイルスの健康プロトコルに違反していた外国人3人が検挙され「国外退去」となる見込みだというのがこの記事です。

ちなみに3人の外国人はそれぞれアイルランド人、アメリカ人、ロシア人だったそうです。

 

バリ島ではマスクを着用しない状態での外出、バイク運転が後を絶たないとのことで、バリ島政府は今後これを厳しく取り締まり、外国人の違法の場合最悪、国外退去も辞さないと発表しています。

 

現在バリ島在住の日本人の方でこのブログを読んでくださっている方、十分に気をつけてください。

 

というわけで、今日はこの辺で。

明日以降もまた情報共有していければと思います。

お互い元気で過ごしましょう!

良い週末を。

 

あなたにとって、今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。