本編に入る前に告知をさせてください。

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インドネシア語の楽曲がメインですが、日本語・英語も織り交ぜた楽曲が10曲収録されています。もちろん、「Amazonミュージック」や「Appleミュージック」「Spotify」などのストリーミングサービスやYouTubeでも楽曲を聴いていただくことは出来ますが、音源を手元に置いておきたいという方は是非ご購入頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

さて、今日も「PPKM Darurat:緊急公衆活動制限」の続報になります。

昨日からインドネシアの邦人界隈で大変話題になっている「外国人の移動の際のワクチン接種義務」についても載せておきたいと思います。

 

まずは本日、「緊急公衆活動制限」が施行されてから初めての平日を迎えています。

 

基本的には必須分野(essensial:金融、資本市場、支払いシステム、情報通信、隔離業務を行わないホテル、輸出指向産業)に関しては50%の出勤・活動が可能で、重要分野(kritikal:エネルギー、保健、治安、物流・運輸、食品・飲料関連産業、石油化学、セメント、国家の重要施設、防災、国家戦略プロジェクト、建設、基礎サービス(電力、水)、生活必需品産業)については、100%の出勤・活動が認められているので、道を車やバイクがまったく走っていないということではありません。

 

いくつかインドネシア関係の投稿等で「ロックダウン」という表現も見受けられましたが、実際のところは少々事情が異なりますので、その辺りは把握しておいていいかと思います。

 

とはいえ、この完全に「ロックダウン」という状態ではないということが、人々の行動に迷いを生んでいるというか、付け入る隙を与えているのは確かで、月曜日の今日は至る所で渋滞が発生しているというニュースも出てきています。

 

 

こちらはジャカルタの情報を扱うインスタグラムアカウント「@jktinfo」の投稿から。以前の記事にも少し書きましたが、ジャカルタは現在大通りは軒並み交通規制が掛かっており、大通りに入ろうとする車両が一台一台チェックを受けています。

 

その影響で渋滞が起きていることに加えて、通行を許可されなかった車両が戻る道のなくし、立ち往生して他の車両が通る道幅がどんどん狭まっているという問題も挙げられています。

 

 

これに対して政府や警察は、「ある程度の渋滞は仕方がない。こちらは活動制限順守のために一台一台厳正にチェックを行なっている。この活動制限が出ても、多くの人がジャカルタに出入りしようとしている。そのほとんどは「essential」や「kritikal」の職種ではない人々だ」とコメントしています。

 

また警察は「この状況を見て市民が今回の活動制限は本当に厳しく取り締まっているのだと認識してくれればいい」とも発言していて、これからも取り締まりは引き続き強化されていきそうです。

 

そして、冒頭でもお話しした通り、昨日からインドネシアに住む邦人の間で話題になっているのが、以下のニュースになります。

 

 

 

そう、国内外への移動取締り強化の一環として、入国・出国に際して「ワクチン接種証明」が求められることになったのです。

これまで政府はインドネシアに住む外国人へのワクチン接種は自国民への摂取を優先し次の段階で行うとしていたことや、そもそもインドネシアで接種が行われているのが日本国内では未承認の中国「シノバック」製だったこともあり、ほとんどの邦人の方がまだ接種を受けていない状況でした。

 

そこへきて、突然のこのルール制定。

日本へワクチン接種を受けに帰りたくても、そもそも日本に帰国できないという事態が発生し、邦人社会は大騒ぎになりました。

 

在インドネシア日本大使館から送られてきたメールにもこう書かれています。

 

●7月4日、インドネシア政府は、国内外の移動を強化する通達を発出しました。
●インドネシア入国には、ワクチン接種証明書の提示が条件とされ、入国後の指定宿泊施設での隔離期間を8×24時間に延長するとされました。
●また、インドネシア国内滞在中の外国人が国内外へ移動する場合、インドネシア国内でワクチン接種を行わなければならないとされています。

1.インドネシア政府の新型コロナウイルス対策ユニットは、7月4日付け通達(第8号通達への追加通達)を発出し、新型コロナウイルスの変異株の感染拡大を踏まえ、外国人の入国及び出国規制を強化すると発表しました。この規制強化措置は、7月6日から適用され、追って定められる期限まで有効とされています。

2.この追加通達では、インドネシア入国には、2回接種を完了したことが確認できるワクチン接種証明書の提示が条件とされたほか、入国後の指定宿泊施設での隔離期間が8×24時間に延長されるとなっています。また、インドネシア国内滞在中の外国人が国内及びインドネシア国外へ移動する場合、インドネシア政府主導無料ワクチンプログラムまたは企業主導ゴトンロヨン・ワクチンプログラムによるワクチン接種を行わなければならないとしています。なお、ワクチン接種年齢に満たない子どもの扱いについては、この通達では規定されておらず、インドネシア政府の説明によると、国内・国外移動のいずれも行うことができないとされています。

3.主な変更点は以下のとおりです。
(1)入国後の隔離期間 
  インドネシア入国後、政府の承認を得た隔離指定ホテルにおいて、8×24時間隔離を行う(費用は自己負担)。PCR検査は、隔離の1日目及び7日目に行われる。
(2)ワクチン接種義務
ア  外国人は、ワクチン接種が2回とも完了したことを示す証明書またはカードを提示することを入国の条件とする。
イ  インドネシア国内に滞在している外国人が国内または外国へ移動する場合、政府主導無料ワクチンプログラムまたは企業主導ゴトンロヨン・ワクチンプログラムのいずれかにより、ワクチン接種を行わなければならない。
ウ  ワクチン接種証明書またはカードの提示義務は、相互主義の原則に基づき、閣僚級の外国高官の公式訪問に関連する外交査証または公用査証保持者およびトラベル・コリドー・アグリーメントの枠組により入国する外国人には適用されない。
(3)インドネシア人については、入国後の隔離は8x24時間に延長されたほか、入国時にワクチン接種を行っていない場合、隔離期間中の2回目のPCR検査の陰性が証明された後にワクチン接種を行うとされています。

4.今回の措置には、日本へ一時帰国をしてワクチンを接種しようとする方がインドネシアを出国できなくなることをはじめとして、重大な問題があるところ、当館としては、外国人の国際的な往来の障害とならないよう、インドネシア側に対して見直しを働きかける予定であり、進展が得られ次第、随時お知らせしていきます。

5.インドネシアにおける新型コロナウイルス対策のための措置は、突然変更される可能性があります。邦人の皆様におかれても、最新の関連情報の入手に努めてください。

6.現在、インドネシアでは、ジャカルタ首都圏を始めとしたジャワ島を中心に、新型コロナウイルス感染が急激に拡大しています。在留邦人の皆様におかれては、感染状況やインドネシア政府による措置等に関し、最新の状況に注意するとともに、今後、感染状況が更に悪化する可能性も念頭に、御自身や御家族の安全の確保に努めてください。

 

赤字で書かれている部分が非常に重要で、今回の決定により会社命令で一時帰国を促されているケースなども含めて、日本人が帰国できないという事態になりました。

大使館も働きかけを行うとしており、ルールの改正が待たれます。

 

インドネシアの場合、ルール等はまず発表してから社会の反応を見てアジャストしていくという特徴もあるので、これだけ騒ぎになればその内容は変わっていくのではないかと思います。

 

ですが、ジャカルタを中心に医療もかなり逼迫状態で今感染すると厄介な事態になることは間違い無いですし、小さなお子様を抱えていたりすると今すぐより安心できる日本に帰りたいと考えている人も多いと思うので、このルール制定はかなり波紋を呼んでいます。

 

また動きあがあれば、このブログを更新しながら情報提供出来ればと思います。

最近のブログは活動のことなど全然書けておらず寂しいのですが、今は緊急事態でもあり、連日少しでもインドネシアで過ごす方の為になればとこういった内容で更新しています。

今後とも、よろしくお願いいたします!

 

それではあなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。