本編に入る前に告知です。

本日のインドネシア時間20:00(日本時間22:00)から、日本とインドネシアのミックスYouTuber「Nario Sen」くんとの対談動画がプレミア公開されます。

 

 

少し前に「Nario Sen」くんが僕にインタビューをしてくれたのですが、今回は僕が「Nario Sen」くんにお話を聞かせてもらっています。

日本で育った「Nario Sen」くんがYouTuberになり、日本でイスラム教と向き合い、インドネシアの大学に進学することを決断したストーリーまで、たっぷりと話してもらっています。全編インドネシア語ではありますが、是非ご覧ください。

 

 

 

 さて、今日はインドネシアで再び新型コロナウイルス患者が急増というニュースをお届けします。まずはこちらの記事を。

 

 

ジャカルタの新型コロナウイルス感染者数が「断食明けの大祭」後に再び急上昇しているというニュースです。

インドネシア全体ではここ三週間で50%以上の上昇率、ジャカルタだけで見るとなんとここ10日間で302%上昇しているとのこと。

 

まぁパーセントで見るとよくわからないので人数で見てみると、これまで毎日700人くらいで推移してたジャカルタの新規陽性者が6/10付のデータでは2096人まで増えています。

ちなみにインドネシア全体で見ると、昨日の新規陽性者数は9944人です。

6月頭は5000人台だった時もあったので、ここにきてまた増えていますよね。

 

これを受けて、陽性者で比較的症状が軽い人達を中心に収容している「Wisma Atlet」もベッド使用率が80%を超えています。

 

 

こちらは先日の「Wisma Atlet」の受付ロビーの様子。

別の報道では10分に一度、新型コロナウイルスの患者を乗せた救急車が到着していると言われており、一時「Wisma Atlet」の前では救急車の渋滞が起きていたそうです。

1ヶ月前に妻のアリーナがこの施設に入っていた時は、ベッドの使用率がまだ50%強だったので、ここ数週間で一気に増えたことはこの写真やデータからも伺えます。

 

ちなみに「Wisma Atlet」(2018年アジア大会の選手村)は非常に広い敷地に何棟もマンションのような建物が立っている場所で、この受付に運ばれてくるのは比較的症状が軽症、もしくは無自覚症状者です。

症状が重い人はこの受付には運ばれてこなくて、直接別の病棟に送られます。

 

アリーナの話によると「軽症・無症状」の患者は全員ここの受付で症状の状態をチェックされて「咳が出ているか」「熱はあるか」「吐き気があるか」など症状別に部屋を割り振られるとのこと。

この部屋の割り振りに結構時間がかかるとのことで、その結果これだけの人が床に座ったり、ソファに横になったりして割り振りを待つという事態が生まれているようです。

 

食事も保証され、必要によっては薬も政府補償100%で支給してもらえる「Wisma Atlet」ですが、間も無く定員を迎えてしまいそうな勢いです。

 

当初の予想通り、断食明けの大祭中に帰省禁止の政府令が出ていたにも関わらず、多くの人がその規制をかい潜って帰省し、また地方から断食明けの大祭を終えて出てきた人たちがジャカルタに入ってきたことで、まあ、本当に予想通りではあるのですが、ジャカルタの新型コロナウイルス陽性者は急増しました。

 

 

そして、現在取り上げられているのが「家庭内感染」。

この記事によると、5月21日から6月10日までの調査で988世帯の家庭から2008件の感染報告があったと報告されています。

僕からアリーナに感染したのも1世帯から二人の感染者ということになるので、そういったケースが増えてきていると言われています。

 

ここにさらに変異種の存在も確認されていますので、益々その数は増えていきそうです。かく言う僕も感染経験があっても再び感染する可能性はありますし、変異種には対応できてないので、引き続き気をつけなければいけません。

 

必要以上に怖がって生活することはありませんが、とにかくしっかりと食べてしっかりと寝て免疫力を高めつつ、マスク着用、小まめな手洗いうがいをして、自分でできる予防をしていきましょう!!

 

というわけで、今日はインドネシアで再び新型コロナウイルス感染者が増えていますというニュースでした。

 

あなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。