本編に入る前に告知をさせてください。

本日インドネシア時間20:00(日本時間22:00)にYouTubeで新しいビデオがプレミア公開されます。

 

 

「Eclat Story」は若手のスリーピースバンドで、先日デビューアルバムが発売されたばかり。シングル「Bentuk Cinta(愛の形)」が話題となり、多くのファンを獲得しているバンドです。今回のビデオは先日その「愛の形」の日本語バージョンを一緒に歌わせてもらった際の裏側を垣間見れるビデオになっています。ぜひ、ご覧になって頂けたら嬉しいです。

 

ちなみに一緒に「Bentuk Cinta(愛の形)」を歌ったビデオはこちらになります。

プレミア公開までの時間で、どうぞこちらの動画も観てみてくださいね!

テリマカシ。

 

さて、今日は雑感です。

拙筆ですが、どうぞお付き合いください。

いや、というかこのブログを始めてからずっと拙筆にお付き合い頂いていることに感謝しかありません。テリマカシです。

 

今朝、FBの友人の投稿を見ていて素敵だなと思う考え方があったのでここで共有したいなと思います。

 

「私が私を一番幸せにする」

 

これって、簡単なようでとても難しいと思うんです。

 

人生で自分が一番自分自身と一緒にいて、僕らはこの肉体から逃れることはできず、一生死ぬまで付き合っていかなければいけません。

それにも関わらず、いやそれ故になのかもしれませんが、自分を愛してあげることは言うほど簡単ではありません。

 

この世の中にソーシャルメディアなるものが登場して久しいですが、日本人だと今のFacebook全盛時代に突入する前に流行っていたのは「mixi」だったと思います。

 

自分のページを持って、日記を書いて、自分のページを見にきた人は「あしあと」という機能で確認することができて、「マイミク」と呼ばれる自分のフォロー・フォロワーがいて、友達紹介機能でこの人はこんな人なんですって投稿できたり、コミュティーを作って見ず知らずの人と知り合ったりできて、僕も使っていましたし、そこから出来た繋がりなんかもあって重宝していました。

 

でも、あの「mixi」が出始めた頃から「本来は知らなくても良かったこと」を知ることが格段に増えたように思います。

友達に直接会って話を聞かなくても、その友達がどんなことをしているのかというのがmixiの日記を読めばわかって、今現在「mixi」にログインしているのかも確認できたので、「あ、あの人何分前までmixiやってたんだな」とかがわかるようになりました。

 

本来、そんなこと知らなくてもいいじゃないですか。

その人が何分前にmixiにいようがいまいが、僕の人生には本来何の影響もありません。でも、それが自分の好きな人とかだと話が変わってきます。

 

「あ、あの子、おれのメールには返信してくれないけど、mixiはやってたんだな。」

 

とかいって落ち込んだりして(笑)

 

こんな落ち込み方は自分が小学生や中学生で「SNS」なんてものがなかったときには発生しなかった類の落ち込みです。

そりゃあそうですよね、自分がその人と会っていない時間、その人が何をしているかなんて知る余地もなかったのですから。

でも、それが普通の時代の方が幸せだったんじゃないかってやっぱりふと思うんですよね。

 

これに拍車が掛かったのがFacebookやInstagram、Twitterが常に更新され続ける現代ですよね。

このどれかをやっていると、自分が会っていない人が今何をしていて、何を考えていて、何を発信したいのかがわかるようになりました。

それ自体は別にいいと思うんです。

おかげで自分が気になる人、それは有名人も含みますが、そんな人たちの動向を会わずして把握できるようになりましたし、そこから元気や刺激をもらって自分の人生に活かしたりできるようになりました。

 

その結果、冒頭に紹介した素敵な考え方が書いてある投稿にも出会えたりして、こうして文章にアウトプットすることができるようになりました。

 

話を戻すと、こんないい面もあるSNSではありますが、「本来は知ることができなかったこと」を知ることができるようになったことで、僕らはある種の「強迫観念」に晒され続けることになりました。

 

「あの人があんなことやってるから、自分もそうしなきゃ」

「あの人があんなとこに行ってる、羨ましいな」

「あの人はあんなに多くのいいねを獲得していて、自分は全然だ」

「あの人が投稿しているから、自分も投稿しなきゃ」

「あの人があんな生き方をしている、翻って自分はどうだ」

 

などなど、SNSを通じて怒涛の勢いで流れ込んでくる情報に呑み込まれて、どんどんと追い込まれていきます。

全員とは言いません。そう言う人がいるって話です。

そして、そう言う人は増えてきています。

かく言う僕自身だって、しょっちゅうその波にさらわれます。

 

その果てに待っているのは「自己肯定感の低下」です。

「あの人に比べて僕は」が基本の考え方として定着してしまいます。

 

SNSがなかった頃はこの「あの人に比べて」の部分が自分の直接会える範囲の人であったり、はたまたメディアで見るような遠く自分とは別の世界で生きているような人たちの話だったので、まだコントロールできた部分もあったかもしれませんが、今はそういうわけにはいきません。

 

だから、「私が私を一番幸せにする」はどんどんと難しくなってきています。

無理やりでも他の人と比べる土俵に引き摺り込まれているからです。

 

ここで、だからすべてのSNSを断ちましょう。

インターネットをやめましょう。

情報をシャットダウンしましょう。

 

などと言いたいわけではないんです。

 

今僕らが生きている時代はそういう時代で、意識的・無意識的に関わらずそういう世界に生きてしまっているよと認識して対応することが重要なんだと思います。

だから、その情報の波にさらわれて自分を見失ってしまうことだけは、自分を傷つけ続けてしまうことだけは何としても避けたいですよね。

と、自分にも改めて。

 

インターネットとSNS社会に生きる僕らは、この「強迫観念」と「自己肯定感」としっかりと向き合って自分なりの答えを持って生きていかないとどんどん苦しくなってしまいますよね。

 

「私が私を一番幸せにする」

 

僕も意識して過ごしていきたいと思います。

 

今日は今朝、Facebookで流れてきた知人の素敵な投稿からSNSを考えてみました。

だれかの力になっていれば幸いです。

 

それではあなたにとって、

今日が昨日よりちょっとでもいい日でありますように。

 

ひろ。